放浪の旅

三木鉄道

山陽姫路駅とJR姫路駅は目と鼻の先。次なる目的は三木鉄道です。三木鉄道は加古川線の厄神から三木までを結ぶ全長6.6kmの鉄道で、旧国鉄三木線から引きついだ第三セクターです。

芝山鉄道が出きるまでは日本一路線距離が短い第三セクターでした。

とりあえず、この三木鉄道に乗るため、姫路から新快速で何も考えずに加古川を目指し、厄神を目指します。

加古川駅にて厄神駅にて

何も考えずに加古川につきましたが、加古川には厄神行きがしっかりと停車してしました。渡りに舟とはこのことです。

ところで、加古川線は電化の予定があるらしいです。これに合わせてか駅の高架工事が進んでおり、写真のホームは地上ホームですが、電線がないので、電化のあかつきには無くなるんではないかと思います。

厄神駅の写真を見てもらえばわかるように、今にも電車がやってきそうな感じです。

さて、何も考えずに厄神に着いたのはよいのですが、次の三木鉄道までは30分以上時間がありました。いつもはこれくらいの待ちは普通なんですが、ここまで、接続がよかったのでかなり長く感じました。

厄神駅にて三木鉄道のタブレット

結局次の西脇市行きの列車に三木鉄道は接続していたようです。もう一本遅らせてもよかったんですね。

しかし、接続列車がやってきても乗り換える人は殆どいませんでした。

まぁ休日の昼間の時間帯だからかもしれませんが普通は赤字第三セクターには赤字なりに何とかしてやろうという気運が感じられるものなんですが、私が見た限りそういうものはありませんでした。

三木鉄道は先程説明したように全長6.6kmの短い路線ですが駅は7つもあり、終点までかかる時間は14分。平均時速にして28km程の速度です。かなり遅くて不便です。

また、三木には神戸鉄道を利用すれば新開地から直通電車があり、そちらのほうが圧倒的に本数が多く便利です。

大丈夫でしょうか?三木鉄道……

三木鉄道→北条鉄道

ワタシは行程のメモをあらかじめ紙に書いてその通りに移動していました。メモには「三木→三木(神鉄)」と書いてあります。

一度しっかり調べたはずなんですが、さすがにこれだけ一日に乗ると頭がスッカリ麻痺しており、いったいこれが何なのか、このあたりの地理感覚のない私はすっかり混乱しており、思い出すのに時間がかかりました。

どうも、三木鉄道の三木駅から神戸電鉄の三木駅まで徒歩で歩くことだったようです。駅前の地図を見てみましたが、どうにも方向がよくわからず、しかも遠そうです。

ここで、とある人から話かけられました。「北条鉄道に向いますか?」次の目的地は神鉄の三木駅なので、そこには行くが、そっちにはいかないと咄嗟に答えました。

どうも、同じ趣向の人らしいです。

三木駅前にタクシーが止っていたので、そのまま二人で神鉄の三木駅を目指しました。

よくわかりましたね?と言ったら、「駅名表示版とかを撮影しているので、乗り潰しでマチガイナイ思った」との先方からの返事。

やはりオーラを出してましたか……ワタシ……orz

で、この段階で、メモを見てみると、神鉄三木の先に北条鉄道と書いてあるわけで……つまりワタシは北条鉄道に乗るわけです。ウソついたような感じになってきまずい思いをしたのはヒミツです。

こちとら、次の目的地ですら混乱していたので、そのあたりは御勘弁ということで。よろしくお願いします。

なお、混乱したままの私はそのまま駅で切符を買うときに、売店のオバチャンが親切にどちらまで乗りますか?と聞いてきたので、北条鉄道に乗りたいと答え、ますます混乱をしたのは、またヒミツの話です。

北条鉄道

北条鉄道は加古川線の粟生駅から北条町までを結ぶ旧国鉄北条線を引きついだ13.6kmの第三セクターです。つまり、北条鉄道に乗るためには、厄神で三木鉄道に乗りかえず、加古川から直で粟生まで行き、そこから乗り換えたほうが早いわけです。

三木鉄道経由で行く物好きは乗り潰しマニア以外に考えられません。

そういうわけで、あらためて、三木鉄道の三木駅で見知らぬ人に「北条鉄道に乗りますか?」と尋ねる御仁には驚きと尊敬の念を持たずにはいられません。

粟生駅粟生駅にて

粟生駅はローマ字で書いたときに一番短い駅だろうなぁ*1と思いつつ、ここから北条線で北条町を目指します。

次の列車までは30分くらいでした。

神鉄三木からは同乗者がいるので、いろいろな体験談などを交えながらの旅となりました。

名刺交換をし、談笑しているとあっという間に時間が立ち、気がついたら北条町でした。

駅の写真などを取り、そのまま折り返し。これが本日8回目の折り返しです。我ながら今日はよく折り返しています。(笑)

神戸電鉄

1枚目のスルッとカードの残額が寂しくなってきたので、粟生で、2枚目のスルッとカードを購入しました。

粟生からは神戸電鉄でふたたび三木を通過し、新開地方面を目指します。途中で、日もすっかり暮れ夜になり、外の景色が見えなくなりましたが、放浪の旅は続きます。

鈴蘭台でさきほどの同乗者と別れ、私は三田行きの電車に乗りかえました。どうしても今日中に神戸電鉄を乗り潰しておきたかったのです。

三田駅ウッディタウン中央駅有馬温泉駅

三田で9回目の折り返し、そこからウッディタウン中央行きに乗り、そこで10回目の折り返し、有馬口から有馬温泉まで言って11回目の折り返し。

夜の神鉄でひたすら折り返すわたしはハタから見るとかなり滑稽でしょう。自分でも何故乗りまくっているのかすら、よくわからないくらいです。(笑)

有馬口からはまっすぐ新開地を目指し、そのまま宿のある高速神戸まで移動。食事をするところがどこにもなくて、困り果てたのはまた別の話です。

*1他にも能生(NO)とかもありますが
Created by Issei, Created at 2004-09-13 21:14:11,Modified at 2004-09-15 01:11:31 +09:00

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