放浪の旅

鵜沼

上小田井駅犬山駅鵜沼駅

マウンテンを無事下山した私は本日のもう一つの目標である、名鉄美濃町線、岐阜市内線、揖斐線を乗り潰す旅に出発しました。なぜ、この3線かというと、この3線は来年無くなってしまうからです。無くなってしまってはもう絶対乗れないわけですから、今のうちに乗っておかねばなりません。

さて、思いの他マウンテンで時間を潰してしまい、地下鉄いりなか駅を出発したのは13:37でした。そのままimodeの乗換案内にしたがって、とりあえず関駅を目指すことにします。

ルートは、上小田井、犬山、新鵜沼、鵜沼、美濃太田、関というルートです。いりなか~上小田井を乗ることとで地下鉄鶴舞線を完乗できるオマケがつきました。

さて、犬山遊園~新鵜沼の犬山橋は以前来たときは道路と鉄道の併用橋で、道路の上を電車が走るという(しかも電車は路面電車ではない)めずらしい橋だったんですが、ネットでの情報通り(あたりまえだ)すっかりと新しい橋になっていました。以前はトロトロと橋を渡ったわけですが、今じゃ、一瞬にして渡河。便利になったものです。*1

新鵜沼からJR鵜沼駅に移動し、高山本線で美濃太田を目指すというのはン年前にも使ったルートでもあります。犬山城を見学したあと、同じルートで美濃太田を目指し太多線を乗り潰しました。

美濃太田駅では大量の高校生にもまれ、キオスクで少年サンデーを購入し、らんま1/2を読んだという、はげしくどうでもいいことを何故か覚えています。

名鉄美濃町線

美濃太田からは、長良川鉄道にのり、関駅を目指します。関駅では美濃町線の電車が停車していました。

名鉄美濃町線は以前は美濃駅まで長良川鉄道に並行するように、伸びていたのですが、1999/4/1に新関~美濃間の6.3kmが廃止になり、かわりに美濃町線関駅が開業し、そちらに乗りいれるようになりました。

長良川鉄道は1993年に完乗しているので、その時には当然美濃駅があったわけで、その時に乗ってなかったことを激しく後悔しました。

関駅関駅

美濃町線はいわゆる路面電車です。ただし、上一色駅までは専用軌道を走りますので(途中白金~小屋名の一部が併用軌道)、最初は普通の列車のような形での運行です。

基本的に線路は単線。したがって、衝突を避けるため、下芥見まではスタフという票券を用いた閉塞をしており、交換可能な駅では運転手が票券を交換しながら進みます。

美濃町線は徹明町が起点なのですが、電車は競輪場前から田神線に入り、新岐阜を目指します。このため、徹明町行きの列車が野一色駅で接続しています。

通常は単線区間は電車は1編成しか入れないわけですが、野一色から競輪場前までは2編成の列車が同方向にちょっと間を置いて進みます。

先の電車が、競輪場前で田上線に、後発の電車が直進し、徹明町を目指します。ちょっとかわった感じの運行でした。

ちなみに、冒頭にも書いたように美濃町線は今年度一杯で廃線になるため、鉄ちゃん撮影隊がかなり多かったです。先頭の方は独占されてました。orz

名鉄岐阜市内線

新岐阜駅前休止区間となった岐阜駅を望む

続いて、岐阜市内線を乗車します。

岐阜市内線は岐阜駅前~忠節までの路線なのですが、岐阜駅前~新岐阜駅前が休止区間となっており、乗ることができません。しかも2005/3/31まで休止なので休止即廃止が決定しているわけで、もう2度と乗ることができません。

しょうがないから、うらめしそうに新岐阜駅前から岐阜駅前方面を眺めて撮影してきました。目と鼻の先なんですが、こればっかりはどうにもなりません。

岐阜市内線はそのまま揖斐線に乗りいれているのですが、まだ乗車をしていない徹明町~競輪場前があるので、一度徹明町で下車、そこから競輪場前駅(実際は北一色まで行ったけど)までを軽く往復します。かなり面倒ですが、これものりつぶしの為です。アキラメるしかありません。

岐阜市内を走る路面電車の運行はトロトロです。

実際、横をバスにガンガン抜かれていき、こんな状態なら廃止もやむを得ないかな?と思いました。

徹明町から梅林までは複線ですが、そこ意外は単線ですので、対向列車が渋滞等に巻きこまれようなら、やって来るまで発車もできません。

実際、北一色からの帰りも折り返しの電車まで時間があったので、結局バスに乗って徹明町まで行きました。

名鉄揖斐線

徹明町駅黒野駅

そして徹明町からさきほど途中下車した岐阜市内線経由で揖斐線の完乗を目指します。

ところで、岐阜市内線の駅は写真のような感じなんですが、かな~り恐いです。この緑のところがいわゆる人が立って乗車する場所なんでしょうが、この両脇をすごい勢いで車が通過していきます。

さらに言うと徹明町駅の停車場はここに渡るための横断歩道もなく、地元の人は歩道の上で待ち、電車が見えると、左右を確認して、道路を横断して停車場まで来てるようです。

写真は車が切れたときに撮影しましたが、交通量も結構多く、人身事故とか起きないんかいな?と思いました。

岐阜市内線の忠節駅までは複線の路面電車です。徹明町で、乗車した段階で、帰宅する客で1両の電車はほぼ満席でした。

長良川にかかる忠節橋を渡り、左に大きく曲ると、忠節駅に到着です。このあたりで日も暮れ、真っ暗になってきました。

ここからは、専用軌道の揖斐線に入ります。揖斐線に入ると、車に遠慮をする必要がないため、電車のスピードも格段にアップし、ガタンコトンという心地良い音も出してくれます。

駅に着くたび、車内の客が一人また一人と降りていき、だんだんと車内が空いて来ます。

残り客が3、4人になると、終点の黒野駅でした。

黒野駅は、田舎ののどかな駅といった感じの駅でした。簡単な作りの駅舎でしたが、終着駅という風格をかもしだしており、この先、ついこの前*2まで線路がさらに伸びていたというのがにわかに実感できませんでした。

予定では、このまま近鉄揖斐駅までバスで行ってそこから養老線で大垣まで行こうと思っていたのですが、次のバスまで時間が結構あったので、そのまま折り返すことにしました。

19時の列車でしたが、車内には私一人しか乗客がいませんでした……

名鉄名古屋本線

名鉄の切符

帰りはそのまま名鉄新名古屋駅まで乗り、そのまま新幹線で直帰しました。そのまま、名古屋近くに一泊して、もうちょい乗ろうかとも思ったんですが、台風が心配だったので、結局、日帰り旅行です。

新岐阜駅で発行してもらった乗り継ぎ切符が昔ながらの穴をパチンパチンと空けるタイプのものでした。

しかも、無くなった揖斐線、谷汲線、三河線(の一部)なども券面に印刷されていていました。

*1そのかわり名所が1つ減ったわけですが
*22001/10/1黒野~本揖斐、黒野~谷汲廃線
Created by Issei, Created at 2004-08-28 23:04:00,Modified at 2004-09-10 19:55:12 +09:00

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