予告されなかったページの記録

vs氷。

具合のよろしくなかった冷凍庫がいよいよ本格的におかしくなった。完全に扉が閉まらなくなってしまったのである。扉を閉め忘れると音声で注意を促す機能がついている冷蔵庫なのでやかましくて仕方がない。霜のせいかと思ったが、扉には霜がついていない。調べる。扉をささえている支柱が格納されるスペースに霜がつき、それが支柱で削られて粉になった氷が奥に押しやられる。これを何度も繰り返すうち、奥に溜まった氷が支柱の圧力でガチガチの固い氷に変わっていた。これが干渉して支柱が格納されなくなり、扉が閉まらなくなってしまったようである。原因はわかったが、この氷が本当に固い。指はもちろん鉄のスプーンでも全然削れんし、ドライヤーで温風を当てても全然融けん。一時間がかりで氷を包丁でちまちまと削って小さくしてようやく取り除く。手はしもやけ寸前で、背中は汗びっしょりの深夜。