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2005年12月05日(月)

待ち時間が長かった。

大学時代にやっていたバイトにPCのショウルームのサクラというのがある。PCをバリバリ使いこなす姿をデモンストレーションするのである。ガラス張りのオフィスっぽい空間にバイトが放流されて、それをガラス越しに客が見物、客の質問はそれ専門のスタッフが受けるという仕組みで、バイトはとにかくPCを使いこなしているように見せるに指示を受けていた。これが意外と難しい。PCのモニタは客に見えるのでおおっぴらにゲームだのメイルだのはやれない。これといった目的もなくキーボードを叩くのは結構な苦行だったりする。いうまでもなく最大の敵は睡魔だったが、バイト中に居眠りをするわけにもいかない。そこで考えた姑息技が、適当なプログラムのビルド作業。makeを走らすと、しばらくFDDをアクセスしまくり、画面にはコンパイルのメッセージがずらずらと流れ、なんだか高尚な作業をしているように見える。ビルドが終わるまで数分かかるが、その間は待つしかなく、少々なら居眠りしてもそんなに不自然ではなかったのであった。そんなわけで、意味もなくmakeとmake cleanを繰り返し繰り返し走行していたものだ。そのまま客の目にはPCの前で居眠りするワシ、と映った可能性も高いが。

Posted by awa at 23:44.13
Categories: 雑記