予告されなかったページの記録

呑んだ。

スポーツで一番分かりやすいのは100m走だろう。なにせ駈けっこである。世界記録は9.76くらいだが、この記録はこの10年で0.1秒ほど縮まっており、このペースで記録更新が進めば100年後のオリンピックの決勝タイムが9.2くらいとかいう無茶な予想まである。ここで逆の最遅記録について考えてみる。選手がコースからはみ出したら失格。転んでも失格ではないので、寝転がるのは良しとする。コース外から食料などの差し入れはダメとする。この条件下での最遅競争はスタートして少し進み、体力の続く限り飲まず喰わずで寝転がり、限界寸前で這ってゴールする、という形になると思われる。水も飲まない絶食記録は20日程度なのでそれくらいが記録となる。ただ苦労して記録を打ち立ててもこんなアホらしい記録をギネスブックが採用する訳はないが。