7/18土曜日

目覚しがセットされてなかったにもかかわらず、しっかり目が覚める。放浪にて寝坊したことは何故か一度もない。不思議だ。とりあえず眠い目を擦って苫小牧駅に。狙うは室蘭本線一番列車。誤解している人が多いのだが、千歳経由で札幌に行く大動脈は千歳線で、室蘭本線は岩見沢に向うローカル線である。まぁ石炭輸送が華やかしころは名実ともに本線だったのだろうが、北海道の中心部札幌と玄関口千歳を結ぶ路線には今はかなわない。なんてことを貨物が行き交う朝の苫小牧で思った。

眠いのでピンボケ。しかも傾いている。写真の意味も よーわからん。
本州ではあまり見られないがここではあたりまえの原野。 動いている列車から撮ったらこうなった。

しばらくして早来駅に到着。10年ほど前ここに来た。駅寝をする駅を探していたのだが、早来か安平のどちらかで駅寝したはずである。どちらかは忘れた(笑)。まぁ駅寝もずいぶんあちこちでしたのだが、あのときはまた来ることになるとは夢にも思わなかった。しかし再来するのに10年もかかったのはここだけである。(笑)

余談だが、この区間は複線非電化区間である。複線非電化区間は現在日本では殆ど見られないので貴重である。残りは…函館本線と筑豊本線くらいしか思いつかないなぁ(どこかもう一つあったような気もするのだが…)。いずれも石炭輸送に関連しているというのが日本の鉄道の歴史を感じさせる。ハイ。しかし複線区間では一度も列車とすれちがわなかった。トホホ。

そうこうしているうちに岩見沢に到着。ここから富良野線に乗るために旭川を目指す。駅ホームで蕎麦でも食うかとおもったが、御飯ものが喰いたかったので、車内販売に期待したが、特急オホーツク1号は残念ながら座れず。車内販売もまわってこなかった。しゃーないので旭川まで我慢である。

途中砂川、滝川、深川を通る。砂川からは上砂川支線、深川からは深名線がついこの前まであったのだが、すっかりなくなっている(あたりまえか)。このあたりの駅も石炭輸送の中継駅。駅前の閑散としたヤード跡が淋しい感じである。

旭川でさっそく弁当を購入して富良野線ホームへ。ぞくぞくと人がやってくる。なんでもラベンダーが満開らしく観光客満載らしい。私のような放浪マニアにはラベンダーがあろうがなかろうがあまり関係ない。もちろん、景色がいい分には嬉しいのだが、人が多いのだけは勘弁である。まぁ、昨日の様似の高校生に比べりゃマシか?とりあえず席確保できたのでヨシとするが、オチオチ景色見ていられなかった。(笑)

こういう連中はワンマンの乗り降りの仕方をしらないので見てて面白い。乗り降りの仕方のアナウンスなんて何度もやってるんだけど、聞いてないのね(笑)。なお私は困っている人にはちゃんと教えてあげてます。不幸見て笑ってるわけではありません。念のため。
富良野行き。当然一両。今時常識のワンマンカー。
車内。これでも美瑛過ぎて結構降りた後。 こころなしか女性が多い。ナイスミディパス万歳。 隣りのオッサン邪魔。
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