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2006年08月01日(火)

プールの事故の子がすごい近所。

題名や作者はすっかり忘れたが、小学の頃読んだ読んだ本だと思う。悪ガキグループの一人が、公園の片隅にある排水溝の奥に野球のボールが転がっているのをみつけて、後先考えずにそれを拾いに排水溝に潜り込むエピソードがあった。腹ばいになってずりずりと排水溝をすすみ野球のボールを2つ拾うのだが、排水溝は狭くてほとんど身動きができず、気が付いたら後戻りできないことに気がついてパニックになる、という流れ。悪ガキグループの他の一人が、晩飯を喰う頃になってようやくそういうことがあったことを思い出して、消防署が助けに入って事なきを得るのだが、子供心にそのエピソードが怖かった。そういえば、小野不由美の屍鬼に、逃げ場がなくなった敵が、だんだん狭くなる暗い水路の奥に体を削りながら無理やり体を押し込むシーンがあって、これも怖かった。狭い空間に吸い込まれるというのは、なんだか原初的な怖さがあると思った。

Posted by awa at 10:02.30
Categories: 雑記