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普通の人(song by 濱田マリ)。

自分が人とは変わっている、を褒め言葉だと思う人間がいる。自分でそういうことを主張する手合いは、変わっていることを他人に感心してほしいのである。高学歴や高収入とかいった方面で自慢をするにはそれなりの努力と積み重ねが要るが、自分はこういうところが人と変わっているのだ、という主張は低コストで他人との差別化が図れる。こういうことを云い出す人間は我が強く、なにかと張り合ってきて付き合うのが面倒だったりもする。ボーダー。本当の変人は主張するまでもなく変わっているのがにじみ出ているので、わざわざ口で云わんでも十分それが分かるのである。なので、自分は変わっていないという主張が周りから寄ってたかって却下されるということは、かなり認めがたいことである。