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2005年07月05日(火)

プログラミングと呪術は似ている、かも知れない。

伝奇小説にたまに出てくる技に、相手の髪の毛を仕込んだ人形をどうにかして相手を弱らせるというのがある。身代わり信仰の形代(かたしろ)の類縁と思われる。これは体を人形で撫でて自分の罪や禍や穢れを人形に移し、これを川に流して自分の体を清めるというというもので、流し雛などがこれに相当する。人形が人間の代理であるという考え方を元にしている。ところで、小説の小道具でこういうものが登場する場合、非常に効果が分かりやすくなっている。人形に針を刺すと相手の同じ場所で原因不明の痛みが出たり、ひどいのになると人形を操ると相手がその動きをトレースする操り人形状態のものまで出てくる。この術に失敗して人形経由で相手を操るつもりが、人形が相手に操られてしまって、しかもその相手が知らないうちに術者がひどい目にあうような呑気な話があってもよさそうだが、残念ながらそういった話にはまだ当たったことがない。ありそうだが。

Posted by awa at 12:55.48
Categories: 雑記