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2005年06月10日(金)

丁稚奉公終わる。

日本一正座をしなければならない商売は僧侶。修行で一日に20時間も正座したりするという。当然足が痺れる。とはいえ、檀家の前で足が痺れていては格好がつかんので、色々な痺れ対策の技が口伝されているらしい。袈裟の中で足を崩す方法や祭壇上の物の配置を直す振りをして足を伸ばして血行を良くする方法、足に負担がかからない立ち上がり方法などなど。もっとも痺れるうちはまだまだで、そのうち痛くなってくるのだという。この痛みというのが半端でなく、たまに痛みで正座が出来ずに得度を諦めざるを得ない人も出るらしい。ストイックな世界である。痺れで思い出すのがワシの爺様の葬儀。真冬の本堂に正座していたものだから無茶苦茶に足が痺れて、焼香のときに立ち上がり損ねて吉本新喜劇のように派手にひっくり返り、親戚中の失笑を買った。阿呆である。多分ワシが死んだら、この逸話で笑われると思われる。

Posted by awa at 10:07.35
Categories: 雑記