最初はもちろん、青森に帰省するのだから東北本線経由で、仙台から何も考えずにダイレクトで帰省していた。しかし、そのうち同じルートでは飽きが来て、違うルートで帰ってみよかと時刻表を購入、真剣に検討し、奥羽本線経由、三陸鉄道経由などで帰ったりしはじめた。が、だいたいに置いて鈍行など連絡が悪いので、青森まで帰れるルートなどタカが知れていた。というわけで、可能なルートは全て制してもうた(笑)。
それに、この頃は計画性が高かった。しっかりルートと予定を決め、予定からはずれた行為は一切しなかったものである。人間変われば変わるものですなぁ。
このやむを得ない事情でシブシブ使っていた18きっぷがのちのち自ら進んで使うようになるキッカケである。
この後車を購入。帰省もすっかり車で(しかも一般道だけで)するようになってもうた。これが次の車時代への突入を促すとは夢にも思わなかった。
んでも、最初はやはり、ちゃんと計画性があったのである。それが、何故狂いはじめたか?どうも、すべての現況はタバ値にあるらしいというのが最近分かってきた。ここで、タバ値について説明せねばなるまい。
タバ値とは某研究室で毎晩執り行われていたコーヒー入れじゃんけんのことである。たかが、じゃんけんである。たかがじゃんけんであるのだが、これが実にオクが深い(といっても誰も信じてくれないけど)。
じゃんけんの結果はすべてワークステーション上でデータベース化されており、 歴代のタバチストたちの成績はもちろん、決まり手(何を出して負けたか)、何を入れたか(コーヒー、紅茶etc…)が一目で分かるようになっている。国民の血税でこのようなことが行われているとは、橋本首相もおそらく気がついていないだろう。
継続は力なりと言ったもので、今日現在(97/12/10)すでに5000回を超えている。まったくもって暇人である。ちなみに、沼田は最初は何も考えずに出していたが、決まり手を詳しく調べることにより個人の癖を見抜き、どん底から這い上がったという実績を持つ。じゃんけんは運ではない。研究することにより、勝率がアップするという理論を組み上げた。
話がそれた。このタバ値というものは負けると、猛烈に悔しいのである。どの程度かと言えば、ワールドカップ予選の試合で勝てば本戦に行けるという試合でロスタイム中に同点ゴールを決められるくらい悔しい。なお、悔しいからこそ、データの解析が進められたという実績もある。負けることにより人間は昇華するという見本のようなものか。(笑)
と、いうわけで悔しいので、負けると旅に出たくなるのである。深夜に車で、ずどーんと放浪のたびにでかけるのである。でもって、こういうのを繰り返すうちに、距離感が人と狂いはじめた。
そのうち、負けてもいないのに、日帰りで富山とかをよくやるようになった。 我ながらよくやったものである。てなわけけで仙台から半径500Kは思いたったら行った。しかもただ行くだけ。何度も同じところに意味もなく。(笑)
以上の考察から、クモハ12のなくなった大川支線やあまりに近いところにあった東北本線利府とかはとてつもなく行きにくい路線であることが分かる。なお、上記二路線は東京都内に住むことになったとたん立場が逆転し、大川支線はついでの用事に、利府線は気合いを入れて乗り潰してきたことは言うまでもない。
実は歩くと言うのは今に始まったことではない。その昔仙台から青森まで歩いて帰ろうと思い立ったとき、ためしにどのくらい歩けるものか試してみたことがある。ちなみに仙台から松島を目指して、東塩釜で挫折しました(笑)。帰りは電車で料金は310円くらいだった記憶が…。あと、広瀬川をひたすら海目指して、仙台空港に向かったこともあったなぁ。いずれにしても青森まで歩くと言うのは思い立たなくて正解であったと思う今日このごろである。
他にも、今は亡き、大嶺支線で大峰から南大嶺まで歩くとか、幡生でいやな目にあったので、関門トンネル歩いて門司港までダッシュするとか、細かい歩きは数知れない。これが今後主流になったらまったくどうしましょう?