ビブリボン」より
「ビブリ」


・作品データ
発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
発売日 PS:1999年12月9日
値段 4800円
ファミ通評価:25(6・7・5・7)

・作品解説
 「パラッパ・ラッパー」「ウンジャマ・ラミー」とスマッシュヒットを飛ばして気を良くしたSCEが、3匹目のドジョウを狙っ(たかどうかはわからんけど)て発売した「音ゲー」。なのだけど、発売時期がちょうど大作と被る時期でもあり、「パラッパ」や「ラミー」ほど話題にならなかったよーな。ま、確かに見た目も前2作ほど派手ではなかったですけどネ。てゆーかワイヤーフレーム(風)だし。
 具体的な内容は、主人公を操作し、音楽に合わせて現れる様々な障害物を、それに対応したボタンをタイミング良く押して避ける、ってただそれだけなんですけどネ。この「音楽」が手持ちの音楽CD何でも使えるワケですよ。お気に入りのCDに会わせてゲームが出来るってのは個人的にツボなんですが、惜しむらくは、微妙に音楽とボタンを押すタイミングがズレちゃってることなんデスね。「ファミ通」のクロスレビューでもそのことを指摘するレビュアーが多く、得点も25点どまり。でも、もうちょっと評価されてもいいと思ってんですけどねー、ボクは。

・キャラクター解説
 ビブリ君はこのゲームの主人公です。ちなみにこのゲームには彼(彼女かもしれんけど)以外にキャラクターは登場しません。
 プレーヤーは彼を操作して画面上に次々と現れる障害物を避けていきます。障害物にはそれに対応したボタンがあり、タイミングよく避ければそれに応じた得点が加算されます。失敗すると、ワイヤーフレーム(あくまでも風、実際はポリゴンで描画している)の彼はどんどんグチャグチャになり、失敗数が一定値を越えると退化して、ウサギっぽい姿から「カエル」になります。更に失敗を重ねると次は「虫」になり、その姿でも失敗し続けるとゲームオーバーになります。この状況を脱却するには、連続して障害物避けを成功させればOK。退化時とは逆に「虫」→「カエル」→「ウサギ」と進化します。「ウサギ」時に連続成功数が一定値を超えると、「天使」になり、得点が2倍になりますが、1回でも失敗すると「ウサギ」に逆戻り。忙しい生物デスねー。
 あと、コレ余談ですけど、今回描いたビブリ君は、今までの歴代表紙のキャラの中では一番本物に似てます。と、いうより、このキャラの場合、似せない方が難しい気がしますが。本物はもうちょっとだけ丁寧に描かれてるんですが、概ねこんな感じです。だから決して手抜きではないんデスよ。わかるかナ?

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