・「デビルメイクライ」より
「The Legendry Dark Knight」


・作品データ
発売元 カプコン
発売日 PS2:2001年8月23日
価格 通常版:6800円 MEGA HITS!版:3800円

・作品解説
 今を去ること2000年前、魔界生まれの悪魔でありながら人の愛に目覚め、人類のために魔帝と戦った悪魔スパーダ。死闘の末に魔帝に勝利した彼は人間界に降臨し、人々の平和を見守ってきたのでした。そして時は流れ現代。2000年の時を経て蘇った魔帝に母親と兄弟を殺されたスパーダの子供であるダンテは、表向きは凄腕のスィーパーを装いながら、虎視眈々と魔帝への復讐の機会を伺っていました。そして、とある満月の夜、仇の居場所を知るという謎の美女トリッシュが現れ・・・ま、細かい内容は、よろしければ拙作「ゲームは1日1時間日記〜デビルメイクライ篇〜」を読んで確認して下さい(ネタバレ注意)。
 スタイリッシュでタフな悪魔狩人、ダンテの二丁拳銃と研ぎ澄まされた大剣のアクションが爽快な良質のアクションゲームです。

・キャラクター解説
 「The Legendry Dark Knight」。直訳すると「伝説の魔剣士」。ハードモードをクリアすると使用できるようになるキャラクターです。その一方ゲーム中にある人物を表すキーワードとして何度も登場する言葉でもあります。ぶっちゃけて言ってしまえばスパーダのことなんですが・・・だからといってこの人がスパーダかと言われると、そうとも言いきれないんですよねぇ。つのも、ゲームの設定上スパーダは既に死んだことになっているので。
 しかし、如何にも貴族趣味な服のセンスといい、初期装備が全部スパーダの持ち物(「Luce&Ombra」ってのは魔剣士さんが手に持っている自作ハンドガンのことです。参考までに背中に背負ってる大剣は「Sparda」)だったり、ゲーム中表示される影に悪魔っぽい翼と角がついてたり、何よりデビルトリガー発動時のお姿が悪魔だった時のスパーダそのまんまだったりで、やっぱりスパーダその人である可能性は大です。
 それ以外の説としては、単にスパーダのコスプレをしているダンテさん・・・という解釈も成り立つのですが、ゲーム中のイベントが一緒、つまりこの方ずっとダンテ呼ばわりされるので、こっちの方が無理の無い説ではあります。どちらにしろ、このスタイルで、ダンテさん特有の尖がった若造口調で喋られた時の違和感は相当のもんで、中々笑わせてくれます。こんなアナクロな格好で「マジな遊びをしようぜ!」とか「イーヤッホゥ!イェーッ!!」とか言われてもなぁ(^^;。
 さて、伝説の魔剣士さんは基本的にスタイルが変わっただけで、デフォルトキャラのダンテさんとの性能差は全くありませんが、特別に専用武器として日本刀の「閻魔刀」(と書いて「やまとう」と読む)が使えます。オールバックの眼鏡で、背中に日本刀、そして何だか横柄そうなスタイル。最初見たときペルソナの南条圭?と思ったのはボクだけでしょーか(^^;?閻魔刀ですが、初っ端からデビルトリガーが発動できるという利点はあるものの、2面でもっと役に立つ剣「アラストル」が手に入るので、実はあまり使わない不憫な武器だったりします(^^;。それにしてもスパーダはこの刀をどこで入手したのでしょうか?もしかして日本に行ったことがあるとか?実はこのお父さんってば、非常に謎の多い人物で(人間愛に目覚めたきっかけは?2000年間も人間界でどう過ごしてたの?ダンテさんのお母さんエヴァとの馴れ初めは?死んだ理由等々全て不明)、今後の調査が待たれるところです。

コーナーTopへ