「ペルソナ2・罰」より
「ピアスの少年」


・作品データ
発売元 アトラス
発売日 PS:2000年6月29日
値段 PS:6800円(通常版) 9800円(限定版)
ファミ通評価:32(8・8・8・8、ゴールド殿堂入り)

・作品解説
 1999年に出たRPG「ペルソナ2・罪」の続編。
 前作でヒロインだった雑誌記者の「天野舞耶」が今回の主人公。謎の少年(前作の主人公。舞耶と一緒に戦った仲間だが、舞耶はそのことを全く覚えていない)と出会った直後に、連続猟奇殺人事件に巻き込まれ、やがて世界に蠢く巨大な陰謀に呑まれていくことになるのでありました。
 システムは「罪」のを大筋で継承したおりますが、内容やオマケ要素といった部分においてボリュームアップしており、前作が気に入った人も不満が残った人も、「最後までプレイした人」になら絶対にオススメ出来ます。でも、やってない人には全くオススメ出来ません。ていうか、わけワカランからやらない方がいいくらいデス。あ、でも「女神異聞録ペルソナ」が好きな人には薦められるカモ。

・キャラクター解説
 「罰」に登場するキャラクターは大体みんな好きなんですヨ。特に今回は克哉さん(刑事)、パオフゥ(盗聴バスター)、南条(大企業御曹司)、達哉(「罪」主人公)といった、男性キャラにイカしたキャラが多いのデスが、そこを敢えてピアス少年。全くの脇役です。名前すらありません。それもそのはず、彼の正体は、ペルソナシリーズ第1弾「女神異聞録ペルソナ」の主人公なのであり、「2」の2作と違って、デフォルトの名前が無いからつけようがないのデス。ゲームを元にした漫画では「藤堂尚也」という名前があり、一般的にはこの名前が一番通りがよいようデスが、ボクが彼に与えた名前は「鷹山時雄」であり、やっぱり鷹山としか呼べません。しかし、「罪」の主人公に同じ名前をつけた人は「罰」で混乱したでしょうネ。特に自分の本名でやってる人は。
 さて、ピアス少年はゲーム中に3回登場シーンがありますが、この絵のピアス君は、エリー(「異聞録」で仲間になる帰国子女)を仲間にした場合にテレビ局で遭遇するニセモノであります。敵の使い魔である「黒猫」が出現させたものなので、片目が猫目なのデス(ボクのオリジナル設定です、念の為。バッジがフロストなのは、単にデザインがよくわかんなかったからテキトーに誤魔化しただけ)。エリーがピアス君にベタボレなことを利用し、心理攻撃で揺さぶりをかけてきます。が、いくら2年間会っていないとはいえ、異界化したテレビ局のスタジオとゆーいかにも不自然な場所に、高校の制服を着た彼を本物と見間違いますカ?何にせよ、ボクの鷹山はあんなヒドイことは言わないからネ、エリーちゃん。
 ま、いろいろありまして、エンディングでは無事にホンモノの彼が登場するのデスが、そこで心配なのがエリーと麻希(「異聞録」のヒロイン。やはりピアス君に好意を抱いている)の間に、壮絶な三角関係バトルが勃発しやせんか?ということであり、またこの後日談がどこかで語られることを切に望んでいる今日この頃ではありマス。

コーナーTopへ