ラストハルマゲドン」より
「ハーピー」


・作品データ
発売元 ブレイン・グレイ
発売日 PCE:1990年8月31日
値段 PCE:7500円

・作品解説
 −核戦争後の地球。人類が滅び、それに取って代わって台頭しようとしてきたのは、かつての人類が「モンスター」と呼んで恐れていた種族であった。しかし、そこに新たな脅威「エイリアン」が立ちはだかる・・・−といったストーリー。1980年代あたりに流行ったいわゆる世紀末モノのRPG。
 変っているのは、主人公が人間ではなく「モンスター」(オーク、ホブゴブリン、ハーピー、スケルトン、アンドロスフィンクス、スライム、ドラゴンニュート、サイクロプス、ミノタウロス、ゴーレム、ガーゴイル、あと一体・・・うーんとリザードマンかなんか)であること。コイツらが3組にわかれ、それぞれの特技を生かして敵と戦いつつ、世界滅亡の謎を解き明かしていく、という内容。結構ハードです。
 もう一つの特色としてはモンスター同士の「合体」システムがあります。というとメガテンのパクリっぽいけど、このゲームのオリジナルのパソコン版が出たのはFCの女神転生とほぼ同時期。たまたまネタが被ったというところでしょう。それどころか、

・崩壊後の世界が舞台
・ストーリーに旧約聖書の世界観を取り込む
・フィールドが2Dでダンジョンが3D

 等の共通点が見られるあたり、もしかしたら「女神転生2」、結構このゲームの影響受けてるのかもしれません。
 話を元に戻しますが、このゲームの「合体」システム、実はどうも出来が中途ハンパなんですよネ。特定のモンスターとしか合体出来なかったり、機会が限られていたり(生涯2回のみ)、合体すればするほどどんどんグチョグチョしたデザインになってキャラに愛着が湧かなくなっていったり、と。
 ナンダカンダ言っても、個人的にはボク、この作品結構好きだった(BGM集まで買ってしまった・・・)ワケで、続編というか外伝的な作品の製作発表があった時それなりに期待したもんですガ、度重なる延期の末、ついぞ発売されませんでした。ブレイン・グレイって会社自体もう無いかも・・・。

・キャラクター解説
 ハーピーは主人公のモンスターの一人であり、2人しかいない貴重な女性キャラの一人。ホントはブラジャーしてません。いじょ。

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