雑記 【雑記topへ】
2005.06.30
MilkyWayに12年ぶりくらい行った。

趣味が旅行と聞いて呆れるが、ネット経由の宿の予約を間違えた。昨日に予約を入れてしまったのである。ホテルのチェックイン時、カウンタでしばし呆然。予約をしている最中に別の作業が割り込んできたため、日にちの確認がすっぽ抜けたらしい。キャンセルについての問い合わせ電話もなかったので、全然気付かんかった。クソ。そんな訳で無駄にキャンセル料を取られた訳だが、すでにシングルが埋まってしまっていたので同額でダブルの部屋を案内された。寝相の悪いワシにはデカいベッドは有難い。備品も二つずつあって使い放題でこれも有難いが、剃刀まで二つあった。ということはダブルベッドで二人で寝る男性同士が泊まるのか、このホテル。兎歩。
2005.06.29
いつものごとくドタバタ。

昔の貧弱なリソースしかなかった時代にコンピュータを使っていたときに何かトラウマでもあるのか知らんが、コンピュータに制限があるとむしょうに燃える。不満点や不具合をソフトを組み合わせたりソフトを書いたりして回避しようとする。問題が解消されている新機種を買えば済む場合でも、旧機種にソフトを入れて何とかならないか検討するクセがついている。天邪鬼というか吝嗇というか。上には上がいるからワシ以上に凝った使いこなしをしている人間もごまんと居るだろうけど、ワシの愛用しているデバイスはそこそこ最適化された状態になっていることが多い。大昔、286のDOSマシンにフリーソフトを中心に吟味に吟味を重ねたソフトだけをインストールして環境を作っていたところ、友人の最適化を行っていない486マシンと同じくらいの体感速度に、友人が驚いたなんてこともあった。最適化のプロセスが楽しいのであって、最適化されたデバイスそのものにはあまり愛着がなかったりするのだが。そんな訳で、CLIEのメモリの最適化をして、メモステなしでも使用に耐える環境を整備してみたり。完全に壊れるまで使ってみるか。
2005.06.28
1歳児現る。

何が楽しいのか、ワシの後追いがブームらしい。風呂に入れば風呂のドアまでやってきて、ドアをカリカリと開けて〜と引っかいて、どうにもならないと悟るや大泣きである。最近は知恵がついてきて、風呂のドアくらいは体当たりで開けてしまうので油断ならん。頭を洗っている最中に風呂場に闖入されて、二人でずぶ濡れになってみたり。トイレも大変で、ドアをきっちり閉めると出てくるまでドアの前で泣く。トイレのドアは外開きなので、ドアの前に居座られるとドアが開けられなくなるのである。かといって用足しの最中にトイレに入ってこられても往生する。そしてPCも格好の餌食。すぐそこにニカニカと笑いながら迫り来る破壊王が。
2005.06.27
寝苦しい。

またCLIEを落っことした。メモステのスロットが馬鹿になってメモステが刺さらなくなってしまった。メモステに色々データをおいてあるのだが、結構困る。液晶を割ってしまった先代CLIEを残しておけばニコイチで復活できたのかも知れんが、とうの昔に燃えないゴミに出してしまって後の祭り。ヤフオクで同型機を検索してみると、意外と高い、というか半年前に落札したときより相場が上がっているようだ。撤退の余波か。素直に同型機を買うのも業腹なので、数年放置されているリナザウ購入計画を検討してみることに。別系統機種を買うのだから、活用事例でも検索してみるか。・・・Linuxなので大抵のことは出来るようだが、ワシの想定使用方法が偏っているせいか今ひとつツボらず。まあ稟議だけは提出しておくか。
2005.06.26
押印。

最近、悪徳リフォーム業者がワイドショーのトレンドである。天井裏に補強材やら床下に除湿材などを力一杯設置されてしまった、裏生地に凝ったと云う江戸っ子みたいなことになっている面白物件が紹介されている。営業の口車に乗せられて大枚はたいてリフォームしてしまった住人にしてみれば笑い事ではないのだろうけど。ところで、型落ちになったPCの部品を交換して延命をすることがよくあるが、こりゃあダメですよ、すぐ時代遅れになりますよ、とか云って不安を煽って不要な高性能部品をじゃんじゃん取り付けて代金を水増し請求する、という悪徳PCチューン業者が存在していたりするのかもしれない。HDDがRAID5で数T積んであったり、ビデオカードが5枚ついていたり、CPUファンが10個ついていたり、空きベイで熱帯魚飼っていたり。悪徳に引っかかるまでもなくこの手の馬鹿チューンを施している物好きがいくらでもいそうだけど。
2005.06.25
真夏日、礼服、暑い。

友人結婚式の余興でプロのマジシャンによるテーブルマジックをやっていた。
1) ギャラリーにカードを1枚選ばせる。術者はカードを見ない。
2) カードの山に戻して、シャッフル。
3) 1枚目をめくるとジョーカー。違いますね、といってジョーカーをビリビリと千切る。
4) 2枚目をめくると1)のカードが出てくる。
5) 実はさっきの方が本物だったと云って、カードを撫でるとジョーカーに変化。
6) ギャラリーに3)で千切ったカードを握らせて、1)のカードが一部千切れた状態で取り出す。
7) 別のギャラリーの手から6)の欠損部分のカードを取り出す。
8) 千切れたカードを撫でると正常な形に復元する。
・・・といった内容。7)のギャラリーとしてワシが選ばれ、いつの間にか術者の片棒を担がされてしまった。友人に打ち合わせしたのかと疑われる始末。前段の別の手品でワシを使った際に手首に両面テープでカードの切れ端を貼られたらしい。気付かなかった。この時点で1)のカードは決定していた訳である。つまり、1)でカードを選ばせたと思わせておいて、実は演者がカードを選んでいる。フォースとよばれるテクニックである。なお、カードが一瞬で変わる5)はダブルリフト。まあ、手品は素直な心で驚くべきなのだが、狂言回しにされていまいち面白くなかったり。
2005.06.24
寝坊。

二つのグループの各々が他のグループからパートナーを選ぶ状況において、なるべく全員の希望に沿うようなペアを作りたい。これは数学で安定な結婚の問題と呼ばれる。最適解の求め方が分かっており、おおむね相思相愛な関係にできる。さすがに現実にこのアルゴリズムを適用して集団見合いをしたとかいう例はきいたことがないが、結婚サービス産業のシステムあたりにはひっそりと実装されていそうである。少なくとも会社人事には応用ができそうだ。一見有用なこのアルゴリズムも、全員が同じ希望順位を出した場合にかなり不幸になる人間が出てくる。Nの選択肢に対しN-1の選択肢をすべて他人に取られてしまって、一番望まなかった相手と組む人間が出てくるのである。椅子取りゲームみたいなもので誰かに皺寄せがいく。一番望まなかった相手とペアになってしまったということは、すなわち自分も相手からは最も望まれていなかったという証しになっている。数学の話なのになんだか寓話めいている。
2005.06.23
神の火。

最近のウイルスのトレンドである晒し系。感染するとPCに勝手にウェブサーバを立ち上げて、そのURLを2chあたりにバラ撒くのだとか。とうとう原発関連の資料といった洒落にならんファイルまで流出したとニュースになっていた。原発はテロの対象となるためほとんどの情報が非公開である。原発の建物は柵で防護されていたり部外者に侵入に備えて監視カメラがいくつも配置されていたりと下手な刑務所なみの物々しさだが、建物のハードウェアにいくら金をかけても人間の危機管理がずさんだと情報は簡単に漏れるのであった。国家機密を集めるには永田町の居酒屋で聞き耳をたてていればよいなんて冗談もある。こういった盗み聞きやゴミ漁りなどによる、ハードウェア以外から搦め手でセキュリティを破る手法はソーシャルハックと云われる。最近はシュレッダで刻まれた文書もコンピュータを使って結構復元できてしまう。油断ならない時代にワシらは生きているのである。
2005.06.22
天下一品ラーメンを喰った。

泊まったホテルでネットが使えると喜んだのも束の間、ポートがほとんど閉められて、というかhttpとpopとsmtpしか開いていない。オンラインゲームが出来なくて困る罠。いや、困らんけど。ホテルの部屋からの接続を全部屋分を一つに束ねてプロバイダに繋いでいるのだろうから、誰かが帯域を使い切ると他の部屋のネットが使えなくなってしまう。そういったベストエフォートな状態を回避するため、無茶な使い方が出来ないようにポートを塞いでいるのだろうが、そういう環境をして全部屋高速LAN完備という謳い文句はちょっと微妙。過去にp2pで帯域を喰い潰した阿呆でも居たのだろうか。こういうのをみると天邪鬼なワシはirvineあたりで意味もなくhttpで帯域を喰い潰したくなってみたり。
2005.06.21
牛タンを喰った。

東北の梅雨明けは遅い。8月頭くらいまでぐずぐずした天気が続き、下手をすると晴れらしい晴れがない内に秋めいてきたりする。なかでも昭和最期の年がひどく、8月の日照時間が数時間しかなくやけに涼しい夏だった。その年に夏休みアホ企画として、仙台から実家まで自転車で帰るというのを考えていたが、結局この雨で取りやめた覚えがある。直線距離は200km程度なので三日もあれば走破は可能と見込んだが、この間には2000m級の山脈が横たわっているのを甘く見ていた。房総半島を自転車で一周したときに200m程度の峠を越えるだけで泣きそうになった経験からすれば、本当に雨でよかったと思う。携帯電話もないころだったので、強行していたら冗談抜きに遭難したかも知れん。まあ、途中で自転車を捨てて電車に乗っただろうけど。
2005.06.20
呑んだ。

先日、TVでクレジットカードやらなにやらでマイレージを貯めて海外旅行に行こうと燃える家庭の特集があった。最近はカード間でポイントを融通できるのが多いので、とにかくポイントを貯めておいてそのポイントを集約して航空会社のマイレージに変換するという訳である。ということで、番組内では昼飯800円もカード払いといった感じでセコセコとポイントを貯める旦那の姿が映し出されていたのだが、食べ物屋はカード払いするよりさらに効率のよい方法がある。ジェフグルメカードを経由させるのである。ジェフグルメカードは食い物屋で使える500円の額面の金券で、おつりが出る。このジェフをカードであらかじめ買っておき、これで800円を支払うとジェフは1000円分使う。つまりカードのポイントが1000円分つく。200円分のポイントが儲かる計算になる。なお、カードのポイントは普通0.5%還元なので、この手を使ったところで1円しか儲かっていない計算になる。カード払いできない店でも間接的にカード払いできるというのが大きいが。しかし実は金券屋でジェフを買ったほうが遥かにお得だったりする。
2005.06.19
初の父の日に乾杯。

何時の間にか最寄駅の番線が変更になっていて、今まで常用してきた1番線が4番線に化けており、アナウンスや掲示板が総取っかえになっていた。電車の入ってくる物理的な場所は変更されていないのだが、それでもやや混乱を誘う。駅のホームは基本的に駅長室のある場所を基準に遠ざかる方向に番号が増えるように命名される。ということは、この駅の駅長室が今までは改札のなかった裏側に移転されて、ついでに改札が増設される予兆なのかも知れない。そうなったとしてもワシにはあまりメリットがないが。ところで、番線の命名法則に従うと駅長室の反対側にホームが新設されると1番線の手前ということで0番線となる。そういう駅が実在するのである。残念ながら手前にもう一つホームを作ってマイナス1番線を作った奇特な駅はまだない。
2005.06.18
大当たり。

チョコボールと云えば金のエンゼルと銀のエンゼルだが、未だに遭遇したことがない。金の出現確率は1/500以下、銀は1/20程度らしい。当然のように、金銀のエンゼルの当て方の研究もされている。金銀は特殊なインクを使うが、これは外れパッケージには使わない色である。金銀のエンゼルは通常パッケージとは違うラインで印刷されていることになる。裁断時のバリ、パッケージの折れ具合、全体的な印刷の色、製造年月日の印字のクセなどにより、カートンの中から例外を探し出すことにより、金銀のエンゼルを選び出すことが可能なのだという。そういった動きに対し、製造側は複数のラインの製品を同じカートンに混ぜるなどといった対策を取るなどのイタチごっこ。なお、おもちゃの缶詰はヤフオクで数百円で落札できるので、あまり得な技とは思えないのはご愛嬌。
2005.06.17
デバグ終盤に見つけたバグを何とか理由をつけて隠蔽したくなる罠。

最近は電車がちょっとホームから行き過ぎただけでニュースになってしまう。乗っている電車が停止し損ねてちょっとバックするなんて現象は以前からしばしばあったような気もするが、どうにも世知辛くなったものである。まあ、こういう些細なトラブルがいずれ大事故の引金になると思えば、そんなに看過も出来んのかも知れない。割れた窓理論。ところで、某鉄道会社の車庫は周辺道路から良く見える場所にある。あるとき、その車庫に入庫した電車が止まり損ねて車止めを乗り越えて脱線したという事故があった。昼間のことで周辺道路から丸見えで非常に体裁が悪い。体裁を取り繕うために「異常時訓練」という立て札をでっち上げて復旧作業にかかったらしい。なんだか呑気な時代の昔話である。
2005.06.16
もう少しデバグ。もう少しでバグ。

パチンコでは出球をドル箱に入れて足元に積みあげる。ところが箱に名前が書いてある訳ではないので、人の積み上げているドル箱の山から一箱くすねて自分の山に追加するなんて窃盗があるのだそうだ。証拠がなくて泣き寝入りになる場合が多いという。ドル箱一つで七千円くらいにはなる。山積みのドル箱は云わば現金がそこらに放置されているのに等しいが、持ち主はトイレや食事で結構その場を離れることがある。金の亡者が犇めくパチンコ店だが、人の球を取る行為はさすがに珍しい。しかし中には、人が食事休憩で居なくなった席に座り、カモフラージュに勝手にその台を打って、止めたそぶりをして店員を呼びつけ、丸ごと換金するなんていう豪快な犯罪もあったという。店員も、客がどこに座っているのか完全に把握しているわけではないので、堂々とやられると意外とバレないらしい。パチンコ屋はこういった窃盗行為が比較的簡単にできてしまう殺伐とした空間なのである。
2005.06.15
まだまだデバグ。

初めて買ったノートPCは486でDOSで16色VGAでバッテリは1時間保たないくせに重量は4kgという鉄アレイの如き物体だった。膝において使えるという意味合いでラップトップと呼ばれていたが、実際にそんなことをすると膝が痛くなるため、ニークラッシャーなどと皮肉られていたものだ。それはそうとこのノートPCをきっかけに移動時間の暇つぶし用の小さいマシンを求めるようになった。まず最初に電子手帳。カスタマイズの余地が全くないため、すぐに見切る。次、PCMCIAサイズのCHIPCARD。本体が小さすぎた上、OSからインストールしないといけないプリミティブさが煩雑すぎて放り出す。Libretto20。CPUが貧弱で、OSだけでいっぱいっぱいでストレスが溜まる。MobileGear。PocketBSDはかなりのヒットだったが、微妙にデカかったため結局持ち歩くには至らず。セイコーの腕時計型PDA、LAPUTAは開封すらせず。Mobio。Librettoと同様の道を辿る。Palm。ポケットに入る、カスタマイズの自由度が高い、電池も保つとなかなかいい感じ、ということですでに8年ほど愛用し続けている。ところがPDAは、携帯電話とモバイルPCの隙間に挟まれたニッチな感じで、なかなか斜陽な感じらしい。素直にPDAと携帯を足したスマートフォンを発売して欲しいが、売れんだろうなあ。
2005.06.14
まだデバグ。

大きな通りからちょっと離れており、その間に住宅が密集しているような駅がある。そんな駅前には歩行者専用の道路がある。それも民家の境目を掠めるように、すれ違うのがやっとといったくらいの小路である。当然地図にも載っておらず、土地の者でなければ使わないような、余所者はどこに繋がるか分からず踏み込むのにちょっと躊躇するような路である。ワシはこういった地元に密着した小路が好きで、初めての駅の知らない小路でもふらふらと迷い込むことがある。どこをどう通ったか分からないような経路を経て、大通りに出るときなど感動すら覚える。なんだかよく分からない場所に紛れ込んでしまって、今きた道を素直に引き返さずにさらに前進してなんとかしようしてますますハマる、という経験も多いが。そういえばエジンバラにもcloseといわれる裏路地があちこちから延びており、時間が許せばじっくり探検したかったものだ。道なき道に勝手にルートをつけて探検している子供と大差ないのかも知れんが。
2005.06.13
またデバグ。

中学校時代にマスターマインドが流行ったことがある。当時、マスターマインドなんて名前は誰も知らない田舎だったので、なんだかよく分からない略称で呼んでいたが。適当にオレ理論を構築してはぶつけ合っていた。ところで、このゲームは必勝アルゴリズムが存在し、どんな数字でも8手程度で当てることが出来る。教育実習で来ていたある先生が、どれどれと云って乱入してきてそのアルゴリズムで見事な勝ちを収めた。一部の人間がアルゴリズムを理解したものだから、勢力図が一変。アルゴリズムを知らない人間は偶然以外では勝てなくなってしまい、あっという間にゲーム自体が廃れてしまった。乱獲で漁場が枯れたみたいだった。その後、ワシがこのゲームをPB-100に実装してコンテストで入賞したりしたのはまた別の話。
2005.06.12
当たりますように。

個人情報うんちゃらがうるさいが、仕事PCを部屋に持ち帰った。ちょうど丁稚奉公が終わったのである。たまには掃除でもしてやるかということで、キートップを掃除機で吸ってみた。このPCには細かい網目になっている場所があるのだが、そこに挟まったゴミを取ろうとして下手にシャーペンでつついたらさらに奥にはまり込んで取れなくなったのがあって気になっていたのである。吸引力を最強にしてしばらく吸ったところ、大分綺麗になった。満足。・・・仕事PC内の娯楽成分を娯楽PCに移送中になにやら違和感、というかタブのキートップがない。もしやと思って掃除機のゴミパックを漁ったらキートップが吸い取られていた。案外脆いな。
2005.06.11
処分した本の倍以上買ってしまった。

しばらく前から掴まり立ちをするため、高度80センチ以下は制空されてしまった。日中、本棚からワシの蔵書を引っ張り出しては齧ったり折り曲げたりしていて、毎日帰ってくると散らかった本を強制整理させられていたり。ワシのPC机の付近も手がかりが多いため回遊ルートになっているらしく、しょっちゅうひっくり返されている。PC机の下はラノベ置き場になっているのだが、あまりにも被害が多いため、簡単にひっくり返せないようにダンボールに本を放り込むようにした。したのだが、ダンボールはすぐにみっしり満載状態になってしまって、ダンボールの上にもドカドカ本を積むようになり、ダンボールが開かなくなってしまった。そして今日も黙々とダブりを増やすわけである。
2005.06.10
丁稚奉公終わる。

日本一正座をしなければならない商売は僧侶。修行で一日に20時間も正座したりするという。当然足が痺れる。とはいえ、檀家の前で足が痺れていては格好がつかんので、色々な痺れ対策の技が口伝されているらしい。袈裟の中で足を崩す方法や祭壇上の物の配置を直す振りをして足を伸ばして血行を良くする方法、足に負担がかからない立ち上がり方法などなど。もっとも痺れるうちはまだまだで、そのうち痛くなってくるのだという。この痛みというのが半端でなく、たまに痛みで正座が出来ずに得度を諦めざるを得ない人も出るらしい。ストイックな世界である。痺れで思い出すのがワシの爺様の葬儀。真冬の本堂に正座していたものだから無茶苦茶に足が痺れて、焼香のときに立ち上がり損ねて吉本新喜劇のように派手にひっくり返り、親戚中の失笑を買った。阿呆である。多分ワシが死んだら、この逸話で笑われると思われる。
2005.06.09
またコード書きの日々。

ちょっと前の読売新聞に復刻版パソコンゲームの話題がのっていた。天下の読売新聞でザナドゥなんて単語を見るとは思わなんだ。ワシもザナドゥはハマった口で、雑誌の記事からリバースでP6に移植を試みようとしたくらいである。もちろん技術とスペックが足らなくて頓挫したのだが、無理だと気がつくまで半年くらい色々やっていた。専業のプロが寄って集って作ったものを高校生が一人でおいそれと移植できるわけがないのである。と思っていたが、世の中すごい人間はいるもので一人でザナドゥの後継にあたるソーサリアンをX68に移植した人間がいる。オリジナルのコードを逆アセンブルして解析したという。副産物として当時話題に上らなかったバグまで見つけていた。当時のワシの熱意と今のワシの技術があればザナドゥも移植できたのかも知れない。現在の熱意では絶対無理だが。
2005.06.08
OPは持ち歌。

銀河漂流バイファムというアニメがあった。親からはぐれた子供たちが戦火をかいくぐって故郷を目指す宇宙版一五少年漂流記である。ワシはガンダムにはあまりハマらなかったのだが、このアニメにはハマった。まだビデオが普及する前のことで、毎週放映日には部活をサボってTVの前に駆けつけていたものだ。10年ほど前にLDBOXになっている。上巻下巻2箱にLDが12枚、総重量が10kg以上というエラいボリュームだった。値段も7万とその日暮らしな新米社会人にはなかなか厳しい金額だったが、思い切ってガツンと一括現金払いで買った。支払いにはちょうどその時期に給与口座に入金されていた金を使った。使ったのだが、この入金の心当たりがなかった。この後数年以上も記帳を放ったらかしにしたため、何年度の取引入金合計何円出金合計何円と一括記帳されてしまい、この入金の正体が何だったのかは永遠に謎になってしまった。押し貸しだったりしたらどうしよう。
2005.06.07
善悪はそれを用いる者の心の中にあり。

「PCより人との交際を。パソコンだけと向き合うのでなく、いろいろな人とつきあうように」というのはどこぞの地裁での裁判官の発言である。PCを使うことがインターネットにアクセスすることとほとんど同義なこの時代に時代錯誤なことである。なぜかネットから得られた情報は本やTVから得られた情報より人の行動に影響を与えやすいという思い込みがあるようだが、媒体が違うだけで情報を紡いでいるのはどちらも人間である。まあ、ネットの掲示板なんて清濁(ただし濁成分特盛)入り混じった主観的な意見ばかりで、本やTVなんかの情報よりドギツいものだが、人から口コミでもらう情報だって似たようなものだ。ことさらネットだけ悪者にしたい恣意的な力があるのか知らん。マスコミを使って情報統制がし難くなる誰かとか。
2005.06.06
一人の影に三〇人、ぞろぞろ〜♪(はっぴいぱらだいす)

マルイチイチマル(01:10)、害虫侵入により非常強制起床。同時刻、緊急害虫駆除部隊(隊長ワシ、部下なし)編成。1:15、裏返しガムテープによる簡易害虫ホイホイトラップ設営開始。1:20、人間がトラップに巻き込まれる事故発生。1:25、目標害虫を視認。ガムテープトラップへの追い込み作戦を行うが失敗。目標への直接攻撃へ変更。1:26、手持ちのガムテープによる害虫の直接補足に成功。速やかに処分。直後、駆除部隊解散。1:30、就寝。1:31、一連の騒ぎに息子が泣きながら起床。総員で宥めにかかる。そして現在1:48。眠い。
2005.06.05
鬼ムシャ。

なんとなく買ったコーヒーにおまけにフィギュアがついてきた。いつもなら開封すらせずにゴミになることが多いのだが、今回のはSLコレクションということで超反応。嬉々として開封したところ、出てきたのは6種類あるシリーズで最も人気のなさそうでワシも処分に困る石炭車。さすがにこれだけでは飾っても様にならん。せめて客車ぐらいが当たって欲しかった。売り手側はこういったシリーズのフィギュアを集めてもらって販促をするわけだが、n種類の景品をn回でそろえるのはパチンコで1回転で大当たりを当てるより難しく、全部揃えようと思ったらたいていは景品の数倍個は買うことになる。このサーバの語源となった魔法陣グルグルがワシらの間で大流行したことがあるのだが、そのときにグルグルのキャラクターシールつきカプッチョが発売された。よせばいいのに某氏とワシは全20種類のシールを全制覇することに取り憑かれて、二人合わせて100個以上カプッチョを買った。阿呆である。ヒマさえあればチョコレートを喰って終いには気持ち悪くなった。蒐集は修羅の道である。でもやっぱり阿呆である。
2005.06.04
新婦の親戚が同郷らしい。

友人が結婚した報告がてら呑み会のようなものをやるというので参加してみた。主賓がラフな格好でお越しください、というので平服すなわちカジュアルなスーツで出かけたところ、ネクタイしているのはワシともう一人だけで、主賓はジーンズにポロシャツと本当にラフな格好をしていてズッこける。そして本当に呑み会のようなユルい感じの祝宴なのであった。何か個人的に贈り物でもしようかと思ったけど、最近はバタバタなので買出しに行けなかった。苦し紛れに祝宴会場の向かいのゲーセンのクレーンゲームの景品をプレゼントにしようとしたが、1000円突っ込んでも全然取れる気配がなくて諦めた。色んな意味で諦めて正しかったと思う。
2005.06.03
パチのときはよくlainのサントラを聞いていた。

パチンコやパチスロはその内部に乱数発生装置を持っており、その値で大当たりが決まる。つまり乱数発生装置の挙動を見極めれば大当たりを引きやすくできる訳である。典型的な乱数発生装置は高速でループするカウンタで、大当たりの値は周期的に出現する。大当たり近辺を狙い撃ちすればよい。しかし、ループの周期は2秒足らずで、これを正確に計るのはのは不可能である。そこで外部から同期信号を入れてやる方法がある。このための装置が体感機である。体に振動で正確な周期を伝達してくれる。ところが、これを利用してパチンコに勝つと窃盗になるという判例がある。店側の意図しない方法で出球を得ることが、窃盗の要件であるところの占有者の意思に反する占有の取得にあたるらしい。ところで、DTMを使えば正確にある周期でビートを刻む曲を作ることができる。これを聞きながら曲にのって周期的に操作をした場合、これもやはり不正行為と見なされてしまうのだろうか。正当とされても不正とされてもなんか納得いかんが。
2005.06.02
飯屋で店主にいきなり小野の骨折がどうのこうのと話し掛けられて困る。

最寄駅に燕が営巣している。この駅にはしょぼい平屋の駅ビルが付属しているのだが、そのうちのある店の看板の立体文字に巣を作っている。平仮名の「く」の字の上の部分に斜めに巣が張り付いている。となりにはもっと平坦な「つ」があるのにわざわざずり落ちそうな斜面を選ぶとは燕の考えることはよく分からん。こういうへそ曲がりを見るとよりへそ曲がりなワシは「小川」とかいった看板を出して巣を作れなくして困らせてやろうとか思ったり。この他にも駅には何箇所が巣がある。駅は鳥の子育てに有利なのだろうか。夜遅くまで明るいから鳥目でも大丈夫だとか。こちらの巣もオーバーハングの屋根の内側部分だったり、足がかりのないつるんとした照明の傘の上だったりする。燕には面倒な場所に巣を作る本能でもあるか知らん。
2005.06.01
丁稚奉公始まる。

最近はあまり見なくなったが、前住んでいた独身寮のポストはピンクチラシでそれはエラいことになっていた。ポストから見もせずにジャンジャン捨てるのだが、ポスト脇のゴミ箱は二日もすればチラシで溢れるといった有様で、数日家を空けただけでチラシに本来の郵便物が埋もれてしまうというリアルスパム状態。いつだったか酔っ払った勢いでポストのチラシを部屋に持ち帰って分別してみたところ、店舗名は違うのに電話番号が同じチラシが大量に含まれており、実はユニークな電話番号は3種類しかなくて笑ったことがある。風俗産業は手広くやらんと儲からんらしい。そういえば、大学の先輩にどういうつもりかこのピンクチラシを切手のように収集している人が居た。出張に行っては盛り場の電話ボックスから引っぺがしてくるとのこと。何百枚だかのコレクションを見せてもらったことがある。収集系の趣味は他人には良く分からんものが多いものだと思ったり(趣味の使用済み切符の束を整理しながら)。
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