雑記 【雑記topへ】
2005.03.31
表紙買いに当たりなし。

10枚の一万円札を切り離して、少しずつ隙間をあけて11枚あるように復元して、一万円をちょろまかす犯罪がある。通貨偽造および行使は最低でも懲役3年。並べ替えると何かが一つ増えたり減ったりして見えるのは、パズルでおなじみの錯視トリックである。有名な問題に64=65がある。8x8の領域を切断して並べ替えると13x5になってしまうというものだが、ぴったり接しているように見える斜線に面積が1の細長い隙間が隠れている。ところで、パズルのネタは推理小説のトリックに応用されることがある。よくある。ただしやったもん勝ちであるため、最初に応用した話以外はあんまり驚かない。今日読んだ本のメイントリックがまさしくこれだったが、またかと思ってしまった。具体的に小説名を出したいところだが、本読みの端くれとしては推理小説のトリック明かしは出来ない。ここ見てる人間なんて居らんので、バラしても問題ないのだろうけど。
2005.03.30
Quantam。

活動家といえば、学生1年のころは月一ペースくらいで活動家がバリストをしたりするので講義がなくなってしまったりした。活動家が講義棟の出入り口にバリケードを築いて物理的にふさいでしまうのである。キコキコ(当時は自転車通学)と大学に向かって行く途中で、すべての学生諸君ー!などと聞こえてくると、ああまたか、と思ったものだ。なんか思想的な思惑があったのかも知れんが、ワシらは講義が休講になるのでありがたいと思ったものだ。いつだったか、止せばいいのにアジっている活動家に投石をした阿呆がクラスにいて、それを追って活動家が講義中の教室に乱入。入学直後でまだ勉学に熱く燃えていたころだったので、邪魔だ出てけだのなんだのと小一時間大騒ぎになったことがある。その投石男は将来ガンダムを作る、と息巻いて機械系に進んだようだが、なんだか電波を受信気味の男だった。どっかの重工にでももぐりこんだのかね。初代じゃなくてSeedとか作ってたら笑うが。
2005.03.29
右や左の旦那様。

鉄道会社が推奨しているわけでもないが、エスカレータには停まって乗る人と上る人とのレーンが分かれている。エスカレータ半分を開けてあるので運送能力は半分しか使われず、エスカレータに乗るために行列を作る羽目になる。別に歩いて上り下りするほど急いでいるわけでもないが、待ち行列にうんざりして歩いて上ってしまうこともしばしば。なぜか、関東圏ではエスカレータの右側を、関西圏ではエスカレータの左側を歩く。世界的には左側を歩くのが普通らしい。右と左の東西の境目は垂井駅だとか。大学のサークルの部室長屋でのことである。隣の隣の部室は思想系サークルで、実態は左翼集団の隠れ蓑。反対側の隣の隣は学生運営なんちゃらでこちらは右翼系団体の傀儡。うちのサークルはホントに真ん中だなあ、とかいっていたものだ。ワシが入部する以前に活動家がらみで放火されたことがあったりしてそんなに笑いごとでもなかったのだが。
2005.03.28
うちはRAID-1(ただし手動)。

性悪なウイルスに引っかかって個人情報がネットワークに漏れてしまい個人が特定されてちょっとした祭りになっているらしい。ネットワークに一旦流出してしまったデータはまず消えない。情報はいくらでも複製ができるので、一旦拡散したデータの完全消去はほとんど不可能である。誰かのローカルHDDやどこかのプロキシのキャッシュまでは消しようがない。逆に云うと、消えたら困る情報をP2Pあたりに流せば、それがバックアップになる。素の情報だとすぐに消されてしまうので、複製されそうな情報で偽装してやればいい。たとえばエロ動画とかで。・・・素直にファイルサーバを置いたほうが簡単だな。
2005.03.27
次の北端は青い森鉄道株式会社か。

第三セクタはローカル線のための法人のイメージが強いが、別に鉄道用語ではない。国や地方公共団体を第一セクタ、民間事業者を第二セクタとしたとき、これらの共同出資形態の法人を第三セクタと呼ぶ。ゆえに鉄道以外の第三セクタもある。食品加工業や温泉施設、FMラジオなどなど。第四セクタ以降は存在しないが、ためしに検索してみたところ見た瞬間分かる詐欺広告に行き当たったり。第三セクタは公共性のノウハウを持つ官と採算性のノウハウを持つ民との相乗効果を狙ったものだが、実際は官が主導権を握ることが多く、採算性度外視の傾向にあって第三セクタはどこも経営が苦しい。コストが高いものだからサービス料金も値上がり、そして当然客は減る、と悪循環で潰れるところも多い。最北の三セク鉄道ちほく線の廃止が決定した。古くは網走本線と呼ばれた古い路線である。不採算路線としてJRが廃止した路線を引き継いだ地方ローカル三セク鉄道はどうにも分が悪いようだ。廃止が決定した路線は度を失ったファンが押し寄せて風情もクソもあったもんではないので、もう訪れることはない。
2005.03.26
BOOKOFFオープンセールが目的だったりする。

久しぶりにかつての居住地を訪れた。駅前の本屋がつぶれてコンビニに、駅から少し離れた場所のこのあたりで最大だった本屋もつぶれてドラックストアに化けていた。ワシがここに住んでいたときの蔵書のほとんどはここで買ったものだった。これでこのあたりから専業の本屋はなくなったも同然(ちょっと離れた場所にエロが得意な小さい本屋があるが)なのだが、みんな本読まんのか。家電を買っていた駅前量販店はドラックストアに、定宿だったゲーセンは美容院に、いきつけだったスーパーは違う名前になっていた。1Fが一億というパチンコ屋で、2Fが一兆という居酒屋で、じゃあその上に一京とか一垓とか云う店が出来るかなあとか思っていたビルも違う名前の店になっていた。全般的に建物は変わっていないのに看板だけが変わっている。見覚えがあるようなないような錯覚。ゲームの2周目や裏モードなんかで背景やキャラクタのグラフィックは同じなのに攻撃パタンが変更されているために違和感をおぼえるような、そんな感じ。
2005.03.25
バベッジの夢。

最近はblogシステムは便利なもので語るべきコンテンツさえあれば、それ以外の体裁はシステムがほとんど面倒をみてくれる。誰でも簡単にこのサイトより見栄えのするサイトが作れる。日付指定の過去ログへのリンクや関連リンク、相互リンクサイト、アフィリエイトな広告スペースと至れりつくせりである。古臭いとは思うが、ワシはそういったシステムがリンクを貼ったりなんだりしてくれるのがあまり好きになれない。なまじコードが書けるために、すべてを自分で書きたい欲求に駆られてしまう。日記用スクリプトだのなんだのとワシ専用汎用性無スクリプトでhtmlを作成していたりする。これは俗に車輪の再発明などと呼ばれる愚行であり、ソフトなんて出来合いを使ったほうが賢い。・・・98でプログラムを作っていたとき、標準ライブラリの出来が気に喰わず、自前で標準ライブラリを実装しなおすなんてことをしていて、そのうちそっちのほうが面白くなって全然プログラムが完成しなかった、なんてことがあったものだ。
2005.03.24
面倒なので未接続。

仕事PCの情報保護施策として全員に指紋認証装置が配布された。実は指紋認証には問題がある。指紋認証を行うような装置はPCにしろ携帯にしろ大抵手で触れる。手で触れれば指紋が残る。装置を丸ごと盗んでしまえば、装置に付着している指紋から開錠用指紋パタンを捏造可能なのである。もちろんそれなりに面倒なのでそれなりの保護にはなっている。そういえば、指紋を刻んだゼラチンで認証を誤魔化せるという論文に学会が騒然となったことがあるという。このゼラチンの指を俗にグミ指という。このグミ指に騙されないことが最近の認証装置の最低条件だとか。しかし、生体認証は怪我などで使えなくなったりするし、最悪装置と一緒に生体の一部を強奪される可能性だってなくはない。6dという映画で主人公は敵の死体から指をもぎとって敵施設の指紋認証をくぐりぬけていた。最後に指が腐ってきて認証に失敗しそうになってたけど。
2005.03.23
情報を練成しました(捏造)。

ちょっと前に年金を払っていない有名人がニュースになったが、そのあとになって業務上必要がないのに年金のシステムでそういった有名人の情報を参照した職員が何人もいたことがニュースになっていた。ちょっと気のきいたシステムであれば、誰がどの端末からどんな操作を行ったかをすべて記録しているのが普通である。システムに問題があった場合、そのログから原因を追究したり、犯人探しが行われる。深淵を覗き込むときは向こうもこちらを見ていてうんたらかんたら。黙々と動くコンピュータはこの手のとりあえず情報を蓄積しておく仕事が得意であるため、特に監査が要るようなものでなくてもログをとっておくことが良く行われている。こんなちっぽけなサイトでも、このページにどこからの参照でたどり着いたのかが記録されていたりする。些細な情報も蓄積されると統計的手法でいろんな情報を取り出すことができる。この手法はデータマイニングと呼ばれたりするが、一見使い道のないクズ情報からデータを引き出すあたり、なにか錬金術的なものがある。情報の錬金術師、って弱そうだけど。
2005.03.22
中華大仙というゲームがある。

中央省庁の名称変更で儲かったのは引越し屋と道路看板業者だけだった、などという冗談があるがこれはあながち冗談でもないらしい。新札発行で儲かるのは自動販売機業界だったり、祝日変更でカレンダー業界が儲かったりするらしい。2000年問題でIT業界が儲かったなんてのは、マッチポンプもいいところだが。今日付けでワシの実家の住所が変わってしまった。ワシの実家の一帯はこの一年でほとんどの町名が変わってしまったので、今度ワシが帰ったときには知らん地名の道路看板に混乱する予感。それはそうと市議会がエラいことになっている模様。合併元の議員が失職しないように一時的に全員を留任させたところ、人口10万に満たない市なのに市町村議が東京都議より多くなってしまったとのこと。総辞職して再選挙でもすりゃあいいのに。下らんことで地元が全国ニュースになってしまっていて、何だかもにょる。
2005.03.21
4-C(緑)と4-C(青)。

息子の機動力向上を記念して、よく行くスーパーの児童広場へ放流してみた。よちよちしている小さいのが面白いのか3歳児あたりのいい玩具にされていたり、面倒見のよさそうなお姉ちゃんにだっこされてふらふらとよろつきながらどこかに連れていかれたり。重くて済まんのう。遊ばれている本人はいたって動ぜずキョトンと成されるがまま。大物なのか。ところで、このスーパー、田舎特有の郊外型駐車場がだだっ広い店舗なのだが、屋内駐車場は似たようなつくりが並んでいて場所を覚えにくい。壁に地番が書いてあってそれを目印にするのだが。・・・同じフロアに色違いの同じ地番があるのはスコープ違反だろ。息子を抱えて車を探しまわって駐車場を大旅行。ボロ中古車なので盗られる心配は全くしなかったが。疲れた。
2005.03.20
電子的には産経の速報が一番早かった。

しなやかな柳は折れにくいの原理を応用して、高層建築は地震のエネルギーを自ら揺れることで放出して壊れるのを回避する。無闇に強固だと揺れのエネルギーをまともに受けて根元から折れてしまったりする。そんなわけで、高層ビルは揺れやすい。地上を歩いていると気がつかないような低周波の揺れが、船の揺れのようにじんわりとビルの上層部でだけ分かるということがたまにある。数年前鳥取で大きい地震があったとき、ワシは16Fにいたのだが、地震のあった時間にかすかな揺れが感じられた。そんなわけで、今日の11時ころに微妙な揺れを感じたのであった。日曜日なのに職場ビルの21Fで。
2005.03.19
この鼻水は花粉ではなく風邪だと今頃気がついた。

一週間乗っていなかった間に車が花粉で汚れてエラいことになっていた。フロントもリアもガラスに黄色い汚れがこびりついていて視界不良。見てるだけでむず痒い。ウォッシャ使っても汚れがガラスの端に移動しただけで、あまり綺麗にならん。あきらめて洗車した。・・・洗車中の車を内側からはじめて眺めた。結構楽しい。最初だからだろうけど。そういえば、子供のころ見た何かの雑誌で、未来はこうなる的記事のなかに将来は風呂も簡単になるというのがあった。座っていれば、マニピュレータが服を脱がしてくれて、椅子が自動的に移動して洗い場に連れて行ってくれて、体を勝手に洗って、シャンプーしてくれて、最後は温風で乾かしてくれて、服まで着せてくれる、とかいった子供目にも胡散臭い記事だった。これって洗車機か、といまさら気がついた。つまり今の息子にとってワシは洗車機か。
2005.03.18
学校を卒業すると、春は黙って行ってしまうようになる(平成11年春の18きっぷのコピー)。

大学のサークルでワシが部長をやっていたことがあるのだが、そのときの執行部の人間はワシに輪をかけていい加減だった。歴代似たようなものだったのかも知れんが、と自分で云ってみる。その年の合宿の場所はある山あいの民宿で移動は18きっぷ。合宿当日の朝の待ち合わせの駅。全員分の18きっぷを持った幹事だけが集合時間になっても来ない。道中はローカル線を乗り継ぐので予定が狂うと時間のロスが大きい、というか晩飯までに民宿に到達できない。どうすんだどうすんだ、と騒いでいたところ列車の時間ギリギリになって、駅の構内放送でワシらの名前を名指しで電車に乗ってくださいと指示が流れた。寝坊した幹事が駅に電話をかけてきたのである。駅員に事情を話して、結局集団無札で目的地まで行ってしまった。幹事が目的地に先回りしていて何とか清算できたため、新聞沙汰にならずにすんだが。なんとも牧歌的な話である。
2005.03.17
262日目。

いつも通り寝かしつけて風呂に入ったと云う。そのうち目を覚まして周りに誰もいないのに気がついて泣き出した。仕方ないので風呂の間だけは泣かしておくことにしたと云う。いつものことなのである。ところが、段々泣き声がでかくなってきた。はて、と思って風呂場から顔を出したところ、大泣きしながら息子が風呂場の前まで這ってきていたという。というわけで、はいはいが始まった。すなわち部屋の高さ50cm以下は制空された。あわてていろんなものを高地に退避している。洪水か。
2005.03.16
ワシの部屋からはどこに向かっても踏切がある。

ワシの小学校の学区内にある唯一の踏切が実家の近所にあった。本線とは名ばかりの単線ローカル線で上り下りを足しても電車が1時間に1本ほどしかやってこないうえ、踏切の左右1キロは障害物が全くない見通しの良い場所で、踏切の上で昼寝でもしない限り事故などおきそうもない場所だった。小学校で鉄道事故の怖さを教えられる訳だが、いまいちピンとこなかったものである。踏切事故は怖いと云われて、遮断機が下りたら踏切内に侵入できない踏切というのを考案した。遮断機と連動して踏切の手前の地下に仕込んだ強力な電磁石を動作させて車を釘付けにして誤侵入を防ぐというアイデアだった。車を拘束できるほど強力な磁力だったら、あたりの鉄製品が引き寄せられて飛んで来てエラいことになりそうだ。小学生らしい浅知恵である。
2005.03.15
燃えないゴミ行き。

先日近所の児童会館からバルーンアートをもらってきた。細長い風船を編み上げていろんな形にするやつで、今回入手したのば魚の風船。数色の風船を組み合わせてウロコやエラ、口からこぼれる気泡まで再現した結構な大作で全長70cmほどもある。ダライアス。ところで、ゴム風船は表面に微細な穴があるため長い時間をかけてゆっくりと空気が抜けていく。パスカルの原理で空気が抜けた風船は全体が均等に縮む。でかかったバルーンアートも例外ではなく、日々風船の魚はじわじわと小さくなってきて、気がつけば30cmくらいになっていた。干し首か。ちなみにアルミ箔の風船は気密性がしっかりしているのでこういった事態にはならないが、アルミ風船のバルーンアートは空山基のイラストみたいだ。
2005.03.14
二度寝。うわ。

学生時代の実験は一回休んだだけでも単位は貰えないわ、拘束時間は長いわ、レポートは面倒だわと学生には不人気な科目だったが、ワシは道楽で必修ではない実験も履修していて多い時には週に3回実験なんてこともあった。そのくせ実験レポートはいつも締め切りの前夜にならないと書き出さなかった。なんだかんだで徹夜になってしまったことも多いが、何度そういう思いをしてもちっとも学習せずに前夜までレポートに手を付けないのだが。そんな中、ある実験のレポートがエラく面倒だとの話を聞いていた。それでも舐めていていつものように一晩でやっつけようとしたら、これがとんでもない難易度で〆切寸前まで不眠不休になってしまった。そして明け方レポートが出来たところで力尽きて知らず知らずのうちに昏倒してしまった。ところでレポートの締め切り日はすなわちその次の実験の日でもある。友人からの電話に飛び起きて40秒で支度をして部屋を飛び出した。学生時代唯一のモーニングコールである。
2005.03.13
来客3人(平均年齢23歳)。

我が家の玩具事情を不憫に思ったのか、お客の一人(5歳)が以前遊んでいた玩具をもって来てくれた。結構な分量でそれまでスカスカだった玩具箱が一瞬でオーバフロー。本来の遊び方はともかく、とりあえず引っ張ったり齧ったりと結構喜んでいるようで、感謝感謝。ところでこのお客(5歳)は1歳の時にもワシの部屋に遊びにきたことがある。ワシが肩車をしてあやした覚えがある。ということを思い出して昔の写真を印刷してあげた。・・・1歳から5歳の成長は目を見張るものがあると同時に、ワシ自身がこの4年でそれなりに老け込んでいることに衝撃を覚えた休日の昼下がり。
2005.03.12
20回目の給油につきティッシュ。

カードの不正使用がニュースになる。スキミングでカードを複製して、限度額まで使ってポイ、である。風俗店のような財布を体から離すような場所でデータを盗まれることが多いらしい。自衛策としては、自分の目の前でカードを扱ってもらうとか限度額を低く設定しておくなど。ところが、セルフのガソリンスタンドが危ないとの噂がある。セルフのガソリンスタンドは、支払いがカード決済となっていてカードリーダが屋外にある店が多い。ガソリンスタンド閉店後、このカードリーダ周りはもちろん施錠されるのだが、この鍵を破られてカードリーダにスキマーを仕込まれてしまった事件があったのだとか。都市伝説くさい。こういうのを疑いだしたらキリがない。ゴミは裁断、メイルにPGP、携帯は指紋認証、と中々面倒な生活が待っていそうだ。こうやって情報漏洩を完璧に防いだ状態というのは、他人から生活活動が全く観測できない、客観的に存在を確認できない幽霊人間ということにならんかね。
2005.03.11
ごった煮版。

プログラムのコードにはバグを直したり機能を追加したりでしょっちゅう修正が入る。修正履歴をちゃんと管理しないとどれが最新版が分からなくなって、古いプログラムを直してみたり以前に直したはずのバグが復活したりとグダグダなことになる。作ったプログラムに片っ端に最新版とコメントを付けたりすると、そこらへんじゅう最新版だらけという事態になったりする。このややこしいバージョン管理行うツールにCVSというのがある。誰がいつどこを修正したのかを管理できるツールで、集団でプログラム開発を行うときは必須である。その気になれば、誰が一番バグを出したかの集計もできる。ところで、ワシが仕事で作ったプログラムのコメントには版権を書くのだが、毎年年度を一年ずつずらす。そういう社内規約なのである。ちまちまと手で直してられる分量ではないので、スクリプトで一気に変更を行う。いつだったかワシがこの作業を担当したところ、ツールからはすべてのプログラムをワシが一番最近修正したように見えることとなった。あちこちから最後にプログラムを修正したワシのところに質問が飛んで来て閉口したことがある。ババ抜きか。
2005.03.10
夏のロケット。

時速360kmの新型新幹線がニュースになっている。時速360kmといえば、羽を付ければ立派に空を飛べる速度である。こういった猛スピードの世界では意外なことが問題になる。速度向上は単に馬力のあるモーターを使えばいいというものではないらしい。まず車輪。速度が上がると空気抵抗が増えるため、車輪が空回りしやすくなる。最新の700系も理論上は時速400kmで車輪が空回りしてしまうと云われている。次に集電。高速になるとパンタグラフが架線から離れやすくなる。時速350kmくらいになると架線がパンタグラフの上で縄跳びをしているような状態になってしまうのだとか。電気がなきゃ走れん罠。そして、騒音。たとえば高速でトンネルに突入すると空気鉄砲の原理で、反対側の出口でドンと音が出る。俗にトンネルドンと呼ぶ。そのまんまだが。最近の新幹線が狐のごとく鼻が長いのはこの音を抑えるため。いずれさらなる高速化を目指して鉛筆のごとく尖ったひょろ長い新幹線が登場するのかもしれない。もちろん先頭の3両くらいは狭くて居住空間がないただのハリポテで。
2005.03.09
春の試験はパス。

それでも昔は丁寧な字を書こうと心がけていたと思うのだが、このごろは最後はPCで清書すると思うせいなのか私的なメモだと字がひどく汚い。おまけに最近は漢字をちゃんと書くのも面倒がって簡体字を使ったりしているので、自分の書いたメモの判読にも困る始末。これでも習字を習ったことがあるはずなのだが。ワシのことは棚上げしておくとして、この業界は同じような心理が働くのか、字が下手な人間が多いような気がする。だからなのか、情報処理技術者試験の小論文の注意には、あまりにも判別しにくい字の場合採点されません、なんて脅し文句が載っていたりする。ワシが二浪したのが悪筆のせいだとしたら悲しいことだ。
2005.03.08
SocketChannel + ObjectInputStream

Javaの機能にシリアライズというのがある。メモリ上のオブジェクトをバイト列に変換してくれる機能で、このバイト列をファイルに保存したり、ネットワークに送ったりするとお手軽にオブジェクトの保存や送信が出来る。ただし、このオブジェクトとバイト列の変換アルゴリズムが非常にややこしい。どんなオブジェクトにも対応できるように汎用的に作られているためである。もっとも、このバイト列はメソッド内部に隠蔽されているので、普通に使う分にはこのややこしい仕様は知る必要はない。・・・そのバイト列を操作する羽目になって早一週間。いまだ仕様の迷宮をさまよっている。本気でやるならyaccとlexかねえ。マンドクセ。
2005.03.07
そういえば高校のころ、ニッポン放送よく聞いてたな。どか〜んクイズ〜。

千葉にゆかりがあるのか知らんが、ワシの車のラジオは常に千葉のFM局に設定されている。千葉からかなり離れているので、電波の入りはすこぶる悪い。それでもドライブの習慣だとかで、常にベイFMを聞かされていたりする。埼玉を走っていて千葉の道路情報を聞いてもちっとも嬉しくない。ところで、幕張にあるワシの職場ビルにある売店ではなぜか常に埼玉のFM局が流れている。こちらも埼玉からかなり離れているので電波の入りはすこぶる悪い。千葉で埼玉のCM聞いてもちっとも嬉しくない。なんだか捩れている。
2005.03.06
寒い。

読売新聞の日曜版には駅のコラムが連載されている。なんともテツの琴線をくすぐるコラムで、週末の楽しみである。今日は稚内駅。日本最北端の終点にして、かつてはさらに先まで線路が伸びていた駅である。大昔に稚内港の桟橋から樺太にむけて連絡線が出ていたとかで、桟橋まで線路が延びていたという。北海道から海を越えた樺太に向けてSLが走っていたのである。なんでも樺太の鉄道路線のいくつかは日本が敷設したものらしい。以前はつながっていた鉄路が途中で廃止されて途切れている、というシチュエーションはかなりワシ好みである。他人に理解は求めんが。ところで稚内駅は遠い。同じ道内にありながら札幌から夜行列車が出ているくらいである。最近ブルートレインがなくなるとニュースになっているが、北海道はいまだに夜行列車がバシバシ走っているのである。一晩列車に揺られてたどり着いた朝の稚内駅はエラく寒かった。そういえば、その帰りに立ち寄った深名線朱鞠内駅(廃止)もクソ寒かった。それでも北の果てに行くのは冬に限る。
2005.03.05
よーく考えよー。

給与所得者は基本的に源泉徴収されており確定申告とは無縁なのだが、医療費や災害被害があると控除額が増えてその分税金が還付されてくることがある。徴収額が足りない場合はちゃんと督促するくせに、還付される場合は何も通知がないのはさすがお役所であるが。そんなわけで確定申告に初挑戦。とはいえ、医療費控除は還付の定番中の定番。マネー雑誌を読んで準備していたのだが、ほとんど悩むこともなく小一時間で終了。副次的に来年にはなくなる定率減税の金額が分かり、来年の予想源泉徴収額にうんざりしてみたり。ところでそのマネー雑誌に載っていた、金融商品で利益が出た場合の税申告の書き方、には当分縁がない予感。また円高なのである。
2005.03.04
雪でも終電。

新雪はふわふわして大して重くないが、融けると重い。1立方mの水は1t。屋根に乗っている雪は、暖かくなってくると融けて水分を含んで自重を増し、そのうち屋根の斜面をすべりおちてくる。この屋根から落ちてくる雪はずっしりと重く、まともに喰らえば冗談抜きで死ねる。当たり所がよくて助かっても雪に埋まって窒息する。北国の冬季の雪下ろしの事故は大抵これであり、そんなわけで北国の子供は冬場は絶対に軒下を歩かないようにと小さいころからしつこく教え込まれるのであった。そういえば、実家の近所の廃業した家具屋が雪の重みで倒壊したらしい。確かに古い建物だったがそれでも鉄筋建築である。いったいどれだけ雪が積もったのやら。という話を親から電話で教えてもらったのだが、電話の向こうとこっちで潰れたの意味を廃業したのと物理的に倒壊したのと取り違えていたため、なかなか話が噛み合わなかったり。ちなみにその店は元はボーリング場。無改造で家具屋に転用されたため、店内が妙に傾斜していて歩きにくかった覚えがある。天狗は飾っていなかった。
2005.03.03
晩飯にチラシ寿司。

大学でテツに目覚めたあたりから、なんとなく青春18きっぷのチラシを集めている。一時期はあらゆる鉄道チラシを集めようとしたが、あまりの量に一瞬で破綻し、愛用していた青春18きっぷのものだけを集めるようになった。当時のパンフレットはグラビアっぽかったのも一因か。最初はそれほど熱心に集めていたわけではないため、抜けもあるがなんだかんだで30種類くらい集まった。集めたところで、たまに眺めては一人悦に入るだけなのだが、まあ蒐集系の趣味は大抵そんなものだろう。駅に備え付けのチラシなので元手は只なのだが、これがかなり流通量が少なく入手は意外と困難。というか最近は東京駅でしか見つけれない。それなりに手間がかかるあたりも、蒐集向きなのかも知れない。そういえば最後に18切符を使ったのはいつだったか。
2005.03.02
豊洲で晩飯。

もうすぐゆりかもめが有明から豊洲まで延伸される。ワシの会社の拠点は臨海線よりゆりかもめのほうが便利な場所にあるので、有楽町線からゆりかもめに乗り換えられるのは助かる。ところで都心部の交通システムは大風呂敷な傾向にある。たとえば千葉モノレールは千葉みなとから幕張を越えて津田沼まで行く計画がある。大江戸線は光が丘から所沢まで延長する計画がある、などなど。これらは実在しているが、中には環七や環八の地下を環状地下鉄にするなんて画餅な計画もある。結構ある。ゆりかもめにもそんな大風呂敷計画が存在する。豊洲から築地を通っていずれか都心部に乗り込むつもりらしい。完成した暁には路線図がとぐろを巻いていそうだ。もっともこういった大風呂敷計画は経済的政治的理由で実現しないことも多い。そんな訳でゆりかもめ豊洲駅のレールの終端は来る次なる延伸にそなえて都心側に曲がって途切れているのであった。
2005.03.01
ブツはコート(80万)。

2年ぶりくらいに同期の子から電話がかかってきた。用件はPCトラブル救援。新人研修時代の刷り込みがいまだに有効のようだ。職場のPCに詳しい人間に聞いても解決できなくなって、同期のよしみで助けて〜、ということらしい。聞けばshellが死んでいるっぽいので、IE6でも入れとけばと指示してみる。たしかにかつては部屋に数台のPCを並べてガサゴソやってきたが、今やすっかり隠居の身。自宅でPCをいじるスペースも閑も資金(切実順)もなく、半ば骨董品化した2001年モデルのPCを無改造で使う程度。ところで、電話を貰ったときに久しぶりのコンタクトに思わず、壷か鍋でも売りつけられるかと身構えてしまったり。過去にそういう厭な目にあったので。
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