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2004.03.31
上着を薄くする。

何年か前に規制緩和がされて外貨証拠金取引という金融商品が出来た。これは、円高で外貨を買って円安で外貨を売って利益を上げようとするものだが、先物取引のように証拠金を担保に借金をして外貨売買をすることができる。そのため実際の投資金額の数倍の取引が可能というのが特徴。掛け金がデカいので儲けもデカいが損もデカい。為替が思惑通り動かないと証拠金の追加が必要になる。これを追証という。この手の金融商品の怖いところは運が悪いと際限なく追証が発生するところ。老後資金を外貨貯金のつもりでこれに投資して、全財産がなくなったなんて例もあるらしい。金融商品というからまともに聞こえるだけで、実態は借金で為替を使った大小賭博をやっているのに等しいのだから。今日みたいに一気に為替が動いた日には死屍累々らしい。
2004.03.30
じゃあ回転寿司にもセンサーをつけよう。

いつぞやの18きっぷのコピーは「学校を卒業すると、春は黙って行ってしまうようになる。」だったが、気が付けば世間は春休みである。通勤経路にある舞浜駅は春休み子供軍団で朝っぱらから混雑でエラいことになっている。大体こういったイベントごとはその場に辿り着くまでが一番楽しい。荒川を越えて車窓から建物が見えてくると、車中の子供たちが一斉にはしゃぎ出す。駐車場に最密充填された車とチケット売り場前の大行列を見て出遅れたことを焦り、電車の中で駆け出す始末。もういまさらどうにもならんと思うが、なんともほほえましくも、うるせぇとっとと降りろ。
2004.03.29
花粉が痒い。

で、年度末のクソ忙しい最中にウイルス騒ぎである。終日騒ぎは全く沈静せず、ついに社外との接続を停めてしまった。なんとも紺屋の白袴である。このウイルス、というか最近のウイルスは偽装工作が巧妙で、差出人は詐称するは、ウイルス検知ソフトの動作はブロックするは、レジストリエディタを起動できないようにしてくれるはとなかなか芸が細かい。社外と断絶されても猛威は去らず、社内でチェインレターのごとくウイルスメイルが飛び交うことになった。この手の差出人詐称ウイルスに慣れていない人からときおりワシの部署の人間あてに電話がかかってきていた。曰く、あなたが私にウイルス付きメイルを送ったのですか。送るか。ウイルスメイルの差出人は詐称されているというのは半ば常識だが、ということはこの騒ぎに乗じてウイルスを好かん人間に堂々と送りつけてもすぐには疑われないのかもしれない。いや、それはウイルスのやったことだと思います。この文章も実はウイルスが作
2004.03.28
押入れに本を押し込む隙間が完全になくなってしまった。

自転車の鍵が壊れた。とある本屋の自転車置き場でのことである。スポークに干渉するバーが中途半端な場所で引っかかって止まってしまった。鍵を差し込もうにも変な具合にロックがかかって入っていかない。バーが出ているので車輪は回らない。出先で工具もないので取れる行動が限られている。つまり、1.道具を取りに徒歩で帰る、2.鍵を破壊するなりして力で解決、3.自転車を担いで帰る、くらい。結局、鍵を蹴り飛ばしてバーを無理やりロック状態にずらすという力技で解決をみた。ただ致命的なことは、上記のどの行動も傍目には自転車泥棒にしか見えないことである。なお、自転車泥棒は窃盗だが、窃盗には罰金刑がない。すなわち執行猶予がなければ即実刑、塀の中である。自転車くらいでは不起訴だろうけど。
2004.03.27
桜坂に行った。

鉄道ミステリーといえば西村京太郎である。シリーズは250冊を超えているらしい。事件の舞台となる路線はすべて事前に乗って取材をするとのこと。本質的でない細部の描写にクレームをつけてくる読者がいるとかで、そういった取材は大事なのだそうだ。アナウンスにいたってはちゃんと録音するという。そのくせトリックも事件もきっちりとは考えないままに書き出して、フィーリングで事件を起こして犯人を決めるとかいう方法で小説を書いているらしい。というのは本人談だが、そんな簡単にベストセラーを連発できたらエラいことである。試験前に全然勉強してこなかったよ、と宣言しているような厭らしさを感じるのは気のせいか。なお、日本津々浦々で殺人事件を捜査している主人公の十津川警部が唯一訪れていない市町村が名前の元になっている奈良県十津川村。主人公が自分のルーツをたどるシリーズ最終作のためにとっておいてあるらしい。シリーズを読んだことも無いし、将来読むつもりもないのでどうでもいいのだけど。
2004.03.26
ふらふら。

お湯に放り込まれたカエルはもちろん熱いので飛び出して逃げるが、カエルを入れた水を煮るとその温度変化に気付かずに煮え死んでしまうという。微小変化の蓄積には気が付きにくいことを喩える例としてよく引き合いにだされるこの話、俗に茹でカエル理論という。実際はそんな間抜けなことにはならず、茹で上がる前にちゃんと逃げ出す、というか茹でるな。パペットマペットのネタか。なお、あまり知られていないが雨の日にカエルが鳴くのは気圧の変化を感じるため。
2004.03.25
NNsiを使っている。

古代の日本語には色が5つしかなかった。白黒赤青黄である。これは陰陽五行の思想に基づいている。というわけで、金属もこの5色で呼ばれた。白金(しろがね)は銀、黒金(くろがね)は鉄、赤金(あかがね)は銅、青金(あおがね)は鉛、黄金(こがね)は金を示す。青金がいまいちマイナーである、というか、青に対応する金属はてっきり錆だと思っていた。錆は金属ではないが。ところで錆といえば銅の緑青が有名である。1984年に厚生省が緑青はそんなに大した毒ではないと公式見解を出しているのにもかかわらず、緑青は猛毒だと未だに思われ続けていたりする。緑青は衛生的に問題があるような環境でよく発生するため、そういったイメージがついて回るのかもしれない。
2004.03.24
フレックス廃止につき、出社時間早まる。眠い。

いつのまにか有楽町線の駅名看板が新しくなっている。で、営団赤塚と営団成増にシールがはってある。もうすぐ営団地下鉄が民営化して東京地下鉄株式会社に変わるときに地下鉄赤塚と地下鉄成増に名前が変わるのである。営団は第二次世界大戦中に設けられた公共事業を行う特殊法人で、現在の公団にあたる。営団地下鉄は当時いくつかの私企業が作り作ろうとしていた路線を一括管理するために生まれた組織である。ここらへんは国鉄の生い立ちに似ている。ちなみに都営地下鉄も元は営団の路線である。わざわざああいうふうな妙な形に分割されたのは運輸省のお役人仕事の賜物である。なお、営団の正式名称は帝都高速度交通営団、と結構ごつい。はしれ〜♪高速の〜(略
2004.03.23
久々に電車で一冊読み切れず。煙か土か食い物。改行がほとんどなくて密度高し。

直木賞作家の京極夏彦の著作は頁の境目に文章がかからない(デビュー作を除く)。どの頁も必ず文の頭から始まるようになっている。無論偶然などではなく、印刷時の文字数にあわせて文長を調節しているとのこと。そのため、ハードカバーを文庫に落とすだけでもそれなりに手がかかるらしい。凝り性なことである。唯一の例外であるデビュー作は持込だったらしいが、本人は仕事の合間に手慰みで書いた原稿がいきなり出版されることに大いに驚き、編集は原稿の完成度の高さに持ち込んできたのがプロの作家が名前を変えてこちら側を試しているのではないかと大いに訝しがり、お互い疑心暗鬼な状態で打ち合わせを行ったのだとか。
2004.03.22
鉄拳MLなんてまだあったのか。

生意気な人間を寄ってたかってボコボコにすることを俗にヤキ入れというが、元は金属の熱処理手法の名前である。金属を熱してそれを急速に冷ますことを指す。刀鍛治が水に焼けた刀をつけるやつである。表面に縮もうとする力が働くようになり、金属が硬くなる。電車や車の窓ガラスに使われる強化ガラスも同じ原理で作られる。ところが、硬い物体は脆い。時代劇などで真剣白羽取りを極めた素手で真剣を気合もろともへし折るなんてシーンがあるが、あれは決して絵空事ではない。焼入れをした真剣はその堅さゆえにほとんどしならないので、限界を超えた力がかかると曲がらずに折れてしまう。強化ガラスも割れるときは一気に割れる。強化ガラスを使った耐熱食器は、表面にかかった力の関係でほんの少しの傷でも全体が粉々に砕ける。知らないとけっこう驚く。
2004.03.21
千客万来餃子山盛り。

芋煮会は川原で鍋料理を作って喰う東北の秋の風物詩である。大学の研究室の芋煮会は鍋の他に水餃子を作ることになっていた。中国からの留学生がいたせいかもしれない。中国の人にとっての餃子はかなり基本的な喰い物だとかで非常に手馴れている。具はもちろん皮も自家製で、とんでもないスピードで売り物のような綺麗に揃った餃子を手際よく大量生産していく。研究室の人数分の餃子をほとんど一人で小一時間で作っていた。手伝いのワシらの出番なし。有る意味フードファイター。後日、見よう見まねで自分で餃子を作ってみた。エラいことになった。適当に野菜を刻んでひき肉に混ぜていたら、餃子の具が1キロ以上できたのである。おまけに包むのが下手なので一つの餃子に使う具が少ない。包んでも包んでも具が全然減らん。近所のスーパーの餃子の皮を買い占めるような状況になって、出来た餃子が200以上。それからしばらくは三食餃子昼寝付きといった有様だった。そして現在、我が家の冷蔵庫には今日の馳走の残りの餃子が40個残っている。
2004.03.20
涙雨・・・雪だ。

高校時代、冬は自転車が使えなくなるので、バスを使っていた。ところで、ワシの通学系路上に別の高校があった。そこの高校の生徒がすでにバスに満載のためワシが乗れないという事態が多々発生していた。バスを1本逃すとそれだけで遅刻確定である。田舎のバスは悲しいくらい本数が少ないのである。そんなわけで高校1年の冬で皆勤賞の野望は潰えたのであった。しかしそんな理由で毎日遅刻する訳にもいかんので、自衛としてそこの高校の生徒のラッシュ時間帯の前の便を利用するようにした。一本早くしても乗れない、さらに一本前、と繰り返すうち、ついに始発2本目のバスを利用する羽目になった。車中に高校生ワシ一人、というか客自体がワシ一人というのも珍しくなかった。これで登校すると高校に一番乗りだった。まだ暖房の入っていない無人の教室でコートを羽織ったまま震えていたのも懐かしい思い出か。
2004.03.19
宴会順延。

週末の終電は酔客が多い。酔うと節度がどこかに行ってしまって揉める。・・・夜も更けたというのに、エラく声のデカいオヤジがいる。連れと二人で、最近の若いもんはなっちょらん、と喚き散らしている。香ばしいのう。さすがに辟易した別の客から注意を受けていたが、素直に静かになるくらいなら最初から静かにしている訳で、一向に静かにならん。そのうち注意した方された方で云い合いの応酬が激しくなり、喧嘩でもはじまりそうな気配。外でやれ、と思ったが優等列車なので停車間隔が長い。ようやく駅につく。文句あるならちょっと降りろ、と二人とも鼻息が荒いが、二人とも一向に降りる気配がない。剣呑な目つきでにらみ合う二人を乗せたまま電車は再び動き出した。終電を降りたら帰れんからだと思われる。興奮しているように見えて意外と冷静である。
2004.03.18
あいかわらず眠い。

いつだったかサバイバル技術についての本を読んだことがある。暴漢に襲われた場合の対処だの、高さ20mから飛び降りたとき最も怪我が少なくてすむような体勢だの、日用品を使った緊急なんとかの作り方だの、ためになるのかも知れないけどその知識の有用性を試す機会が訪れて欲しくないようなものばかりだった。そのなかの一節、助手席に乗っていた車が事故にあった場合の対処がやけに記憶に残っている。ぶつかる瞬間、手を頭の上で合わせて左を向いてフロントガラスに体をはりつける。頭の上で手をあわせる→腕で頭を守る。左を向いて→左にある心臓を守る。肺や腎臓は片方残ればいいので横向きに。体をはりつける→ガラスに勢いよくぶつかるのを未然に防ぐ。尤もらしいが、そんな行動を起こす余裕があるくらいのスピードだったらほっといても大丈夫なような。今思えば、日用品を使った放射線防護服(アルミホイルのミイラみたいな代物)なんてトンでもないものも載っていたので、一冊丸々何かの冗談だったのかも知れない。
2004.03.17
ようやく18きっぷのチラシを入手。

いくらなんでもやりすぎだろうというくらいベタな名前のキャラがマンガなどに出てくる。ラーメン屋の店主の腰田麺太郎だとか、タクシー運転手の車田輪太郎だとか。実際にこういう名前の人間がいたら、なかなか苦労していそうである。少なくとも小さい頃に名前でいじめられる。あんまり重要でないキャラの命名をサボっているのかと思ったが、準レギュラーで優等生の出木杉なんてものいる。名は体をあらわす。そういうベタな名前の持ち主だからこそそういった収まりのいいポジションに収まるように育ってしまうのかもしれない。言霊というやつか。そういえば、和気清麻呂が別部穢麻呂とエラく汚い名前にさせられたなんて呪いもあったような。
2004.03.16
修羅ラララ〜♪(ヤケクソ)

ドラクエののろいのジングルはセーブデータ消えたときにも流れる。幸いワシはこの攻撃を喰らったことはないが、電源を入れるなりこの音楽に打ちのめされた子供も多いとか。ところで、この消えたセーブデータはごくまれにであるが復活する。セーブデータが消えたと画面には出るが、セーブデータのチェックサムがあわないためロードできない状態の場合である。セーブデータのクリア処理に進む前に電源を切って、再ロードを繰り返すとそのうちチェックルーチンをすり抜けてロードができることがあったという。まあ、データが消えたらカートリッジの端子に息を吹きかけるのが定番か。セーブデータにはプレイ状況が記録されているのため、うまく数値をいじるとゲームが有利にすすめられる。そういった不正行為を阻止するためセーブデータには何らかのチェックが仕込まれていることが多い。セーブデータを改造すると一見まともに遊べるが、実は絶対ハマるようなトラップを仕掛けているゲームもありそうである。なお、セーブデータの改造は禁止されているらしい。ちゃんと判例がある。
2004.03.15
久しぶりの宴会幹事。

実家の家系図によるとワシは6代目らしい。爺様の代までさかのぼると本人も類縁もほとんど墓の下なので事実関係を確認しようもなくこの家系図がどこまで正しいのかあやしいものだが、由緒も謂れも何もない庶民なのは間違いない。そんな庶民のワシも代々受け継いで継いでいるものがある。字である。ワシの親父も爺様も曽祖父も名前の一文字目が同じ文字である。干支の字なので、おそらく曽祖父はその干支に生まれたのだろうが、爺様も親父もワシもその干支ではない。よく干支を間違われる。こういう親の字を継いだ名前は親を超えられないと云われ、あまり縁起がよろしくないと云う。大きなお世話である。海外には親の名前にJrやMcやO'をつけておしまいな名前もある。それよりも深刻な弊害。親父の名前を書こうとしても、最後の一文字以外が手前の名前と同じ文字列なので、ぼうっとしていると勢いで自分の名前をかいてしまいやすいのである。訂正印だらけの書類を作ったことが結構ある。
2004.03.14
初豚丼。

よくある香具師に紙人形売りがある。アキバの路地あたりで外人の兄ちゃんがよくやっている。何の変哲も無いペラ紙を切り抜いただけの人型が立ち上がってフラフラと動いている。あれはもちろん糸で操っているのである。この手品は、ギャラリーにサクラがいてそいつと二人で共同で人形を操っているのがミソ。人形を操る糸を操作する手が人形の真上にないため、意外とカラクリに気付かない。サクラと香具師がそれぞれ斜めに糸を張っているのである。なお、紙を人の形に切り抜いて式として使役するのは陰陽師の世界。安倍清明が式神を使うのが得意だったというが、実は紙人形をサクラと二人でヒョコヒョコ動かしていたとしたらかなりほのぼの。
2004.03.13
散髪。

ゲーム少年のたしなみとして、wizardyにもしっかりハマった。ワイヤフレームの無機質な迷宮と写実性に欠けるアイコンのごとき小さなモンスターの絵の向こうに見えた世界のなんと深淵だったことか。毎日飽きもせずwerdnaにtiltwaitを嵐のように浴びせていたものだ。ところでwizは6人パーティであるが、小銭稼ぎの捨てキャラだの、2軍だの、IIの善悪だので宿屋には軽く20人位は常駐させることになる。面倒なのが命名。思い入れをもって遊ぶために、個別識別できるようなそれなりに納得のいく名前を付けてやりたいのだが、オリジナリティがある名前がそう量産できるわけもなく、死ぬほどボーナスポイントの再申請をしていいポイントをもらった挙句に名前入力画面で小一時間名前を悩んでいたりしたものだ。なお、ドラクエシリーズはそういった面倒を避けるため、由緒正しく、おまえ、こいつ、べるのあたりを使うことにしている。
2004.03.12
メッセでの平日のイベント反対。電車で寝れん。

九州新幹線が開業したりする影で、石勝線の楓駅が本日限りで廃止される。この駅は利用しにくいことでテツには有名な駅だった。事実上の信号所で、旅客扱いはほとんどおまけ。ワシも通ったことはあるが降りたことがない。なにせ一日に一往復しか列車が止まらない。そのたった一本の普通列車も日曜運休ときている。手持ちの資料によると利用客は一日1人。ほとんど送迎車である。路線が存続するのに駅だけがなくなるというのは珍しいのだが、地方ではこれからこういった駅がぞろぞろ出てきそうだ。楓駅がなくなったことにより、この両隣の駅、新夕張〜占冠は34.3キロとなり、在来線では国内最長となる。これは山手線一周とほぼ同じ距離。なお、山手線最長駅間は田町〜品川2.2kmであるが、数年後に泉岳寺駅が出来るためいずれ大塚〜池袋1.9kmになる予定。
2004.03.11
なんか早起きしてしまった。早起きは三文の得。三文は7.2cm。???

学生寮に住んでいたときの話である。寮は二人部屋なのだが、あるとき同室になった先輩がテレビ局のバイトをしていた。ところがこのバイト、実入りもいいが午前4時集合とかいった感じのかなりキツいバイトだったらしい。当然目覚ましをセットするのだが、この人は寝起きが悪い、というか全く起きない。そんなある日、明日は早いからと云い残して寝た先輩の目覚まし時計が午前3時に鳴った。熟睡中だったワシが寝ぼけ眼でベッドから這い出しても、当の本人は高いびき。揺すって呼んでも起きやしねぇ。プチ。半覚醒状態で目覚ましを勝手に止めて再び布団にもぐりこむワシ。翌朝、真っ青な顔をして、ゆうべ目覚ましならなかったよ、バイトさぼっちゃったよ、どうしようと先輩がうろたえていた。起きない方も悪いと思う。
2004.03.10
今日も今日とてはまり道。とてちてた〜。

高校時代の部活、理工部のメイン活動は夏休み前の学祭展示だった。当時のパソコンのデモなんてたかが知れたものだが、合宿で夜通しデモプログラムをこさえたりしていた。しかし若者を一箇所に集めておいて騒ぎが起きないはずがない。合宿初日に一晩中どたばた騒いでいたワシらに切れた顧問が二日目の夜に合宿所のブレーカを落としおった。コンピュータ電気がなければただの箱。暗闇の合宿所の中で呆然とするワシら。もちろんそれでも全く懲りずに一晩中なんだかんだと騒いだでいたのだが。ところで、ワシはこの時期に学祭で売る文芸部の文集作りも兼務していて、製本のノルマ1000枚を手渡されていた。夜中にやるべ、と思っていたらこの騒ぎある。しょうがないので真っ暗闇のなか手探りで1000枚の紙を折った。手がインクで真っ黒になっていたのに気がつくのは翌朝のことである。たまたま学園祭が舞台の小説を読んだので思い出した遠い夏の思い出である。
2004.03.09
新しいPalmOSの名称がコバルトとかガーネットになるらしい。ポケモンみたいだ。

ワシがはじめて買ったPCは酷使がたたって晩年はキーボードを支えているバネが莫迦になって、スペース押しっぱなし状態になったりした。このころはキーボード一体型PCだったので交換なんか出来なかったのである。このPCもなんだかんだでもう2年近くも使っている。商売柄、かなり酷使されてきただろうキーボードはあちこち印刷がはげてきており、ほとんど印字が読めないキーもある。他人が使うと結構戸惑うらしい。叩かれる頻度の高いスペースとリターンは手の油が残ったのか、拭いても拭いてもテカテカに光っている。長年人の手によって磨かれ続けてつやが出てきた状態を手沢、と呼ぶ。ワシの持ち物で手沢をもつものがPCのキーボードだったり、PSのパッドだったり、CLIEだったりするあたりがアレだが。
2004.03.08
花粉の季節来たる。来るな。

この世には4つの力がある。重力、電磁力、強い核力、弱い核力である。重力はいわゆる万有引力で、電磁力は電気と磁気の力、強い核力は素粒子同士を引っ付ける力、弱い核力はβ崩壊にかかわる力であり、この4つの力が一つでも欠けていれば今の宇宙はこのような姿にはなっていなかったといわれる。摩擦力だの遠心力といった力はすべてこの4つで説明できる。この4つの力は強さや影響範囲が全く違う。普段ワシらが知覚するスケールでは重力や電磁力が圧倒的に優勢だが、原子核のスケールでは強い核力が一番強い力となる。なぜ、といわれてもそのようにこの宇宙が出来ているとしか答えようがない。強い核力と電磁力がつりあってプラス同士の陽子が反発せずに結合して安定に原子核を構成できるのである。強い核力を司る素粒子はノーベル賞受賞者である湯川秀樹の予言した中間子。素粒子物理にはY(ユカワ)という距離の単位がある。これが唯一の日本人名由来の単位である。なお、中性子星がブラックホールにならないのは質量が足りないから。
2004.03.07
賞味期限が50日前のヨーグルトを喰ってみた。平気だった。元から醗酵しとるからか。

味噌は仕込んでから1年ほど寝かして熟成させる。ワシの実家では味噌を自家生産していたのだが、物置の隅にドラム缶よりデカい味噌樽が3つあって常にどれかが熟成中となっていた。保存食なので常温でも傷まないのである。さて、大学の学生寮を出て一人暮らしをするようになったときの話である。一人暮らし初心者にありがちだが、最初は自炊をする気で炊事道具を一式そろえた。実家から米や味噌もたっぷり仕入れた。そして当然のように一月もしないうちにホカ弁コンビニ生活に落ち着き、自炊道具はそれから数年にわたって埃をかぶり続けることになる。当然味噌も数年放置。・・・引越しの大掃除で取り出した4年前の味噌の容器は見事な腐海と化していた。腐らんはずの味噌が腐るとはどういう生活をしてきたのだと、親になじられた覚えが。
2004.03.06
押井守フェアなんてものが。イノセンスさま様か。

映画などでストーリーとは関係ない遊びを仕込むことがある。ヒッチコックが自分の映画のどこかに顔を出していたりするやつである。遊びでスタッフを不自然な場所に映りこませたところ、ファンの間で幽霊が映ったと騒ぎになった映画もあったとか。アニメでも故意に背景に変なものを書き込むことが多い。映画マクロスの板野サーカスの弾幕に混じってチューハイの缶が飛んでくるだの、映画うる星3の空中チェイスの背景にこの映画の監督のもりやまゆうじが作画をしていた「とどのつまり」のような「とどがつまった」という看板がちらりと映るシーンだの枚挙に暇がない。「とどのつまり」の原作であるところの押井守も自分の映画に出ている。映画うる星2の冒頭の学園祭準備シーンで押井守らしい男がスタッフと思しき連中を檻に詰め込んで引き摺っている。
2004.03.05
なんかの研修。

ヤフオクでたまに情報を売っているのをみかける。なんでも噂によるとこういった情報を落札しても、情報自体はたいしたことがなく、あなたもこうやってほとんど中身のない情報を売ることによって利益を得ることができますよ、とその方法の手ほどきをうけることになるという。ほとんどマルチ商法である。マルチ商法の決まり文句、物を流通させているから無限連鎖講にはならない、といういい訳も情報を売っていますではやや苦しい。ところでこういった情報を落札した人間は元手を回収すべく情報をそのまま転売するらしい。情報源の売主が著作権だなんだと転売を制限しようとするが情報の拡散の防げるはずもなく、売り手過剰の価格破壊で誰も儲からない、というった状況に陥ることになるとか。なかなか旨い話はないものである。
2004.03.04
とある架空投資シミュレーションサイトで遊んでいたら、一瞬にして200万の赤字。ガタブル。

最近、法定停電でサーバ室のマシンの火をまとめて落とす日があった。ところが、マシン管理者が不在のマシンがいくつか残った。たまたま遅くまで残っていたという理由でそんなマシンの切断を云い付かった。Unix系なので強制切断するわけにいかないマシンである。ところで、サーバ室には所狭しと無秩序に大量のマシンが放り込まれているため、配線がエラいことになっている。モニタ切替機でモニタ1台にマシン4台なんてのが当たり前。マシンを停めろといわれたものの、そのマシンを操作するキーボードを探すところから始めなければならん。で、ようやくつながっているモニタとキーボードとマウスを操作してみるが、キーボードが反応しない。マウスを動かしても画面に変化がない。コンソールが死んでるのか、と思ったがリモートからはloginできる。はて。悩むこと1時間。・・・誰だ、マウスカーソルを1ドットx1ドットの灰色に設定したの。画面についた埃と全く見分けがつかん。パスワードフィールドにフォーカスがあってないのでキーボードが無反応なのであった。
2004.03.03
晩飯はチラシ寿司・・・あ。

鉄道の始発を動かす人々は、当然ながら鉄道で出勤できないので前泊で仕事に備える。ところが、同じ宿直室に夕べの最終を動かした人々も寝ているため、音がなる目覚ましなどは使えないという。JRではマット式目覚まし時計を使っている。布団の下敷きにしたマットが時間になると膨らむのである。布団が盛り上がり、寝ている人間が転げてしまうという仕組みである。現役の運転士によるとこれは効くらしい。なにより五月蝿くないのがスマートである。そんなわけで、ワシも早起きの必要があるときは携帯電話のバイブを使っている。音の目覚ましにはビクともしないワシでもこれなら一発で目が覚める。しかし目覚ましに負けない寝坊助はどこにでもいるようで、いつだったか京葉線あたりで宿直が寝坊したため始発になっても駅のシャッターが開かずに電車に乗れない客が出たというニュースがあったと思う。意外と始発にのる客がいるのである。
2004.03.02
ポインセチアの鉢植え瀕死。ワシが引っ掛けてひっくり返したからだけど。

高校時代のメインの部活(4つくらいの部に入っていた)は理工部。以前はハムとか電子工作をやっていたらしいが、ワシが入部したころからはパソコン部と化していた。といっても安い予算でパソコンは買えるはずもなく、結局使うパソコンは部員のもちよる私物。ワシも自転車で始業式には学校へ、終業式には学校から家へPC6601を運んだものだ。さすがに出しっぱなしでは不安だったので、鍵のかかるロッカーにしまってあったが、そのロッカーの鍵自体もその教室の片隅に隠してあった。今思えば無用心なことだ。毎日閉門ぎりぎりまでパソコンをいじっていては、見回りの教師にとっとと帰れ、と怒鳴られながらパソコンをロッカーに放り込んでいた。一人が鍵の格納場所にスタンバイ、そいつが放り投げられた鍵を受け取ってすばやく鍵を格納。見事な連係プレイで片付け時間を短縮していた。そこまでして何をしていたかというと、Wizardyだったりするのだけど。家でやれ。
2004.03.01
吹雪ですな。

郵政公社SPAMが来ていた。貴殿の利用された有料コンテンツの債権を管理しています、連絡なき場合は法的手段で請求いたします、とっとと払いやがれ、あーたらこーたらうじゃうじゃ。オレオレとニュースで騒いでいるこの御時世にこんな古典的な手法に引っかかる暢気な人がいるものやら。いやらがせに1円入金でもしてやろうかと思ったが、請求金額も書いてなければ振込口座も不明、おまけに連絡先も携帯。戯れに事務所の住所を検索してみたら、雑居ビルは存在するもののもちろんそんな会社は存在していなかった。こういった良からぬことをしている人間は懲りずに何度も違う名義で似たようなことを繰り返すのだが、最近は検索エンジンにそういった情報が澱のように溜まり、架空住所の使いまわしなどがバレたりする。情報化社会では詐欺もそれなりに大変である。
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