雑記 【雑記topへ】
2004.01.31
月末の定例、古本処分の日。

黎明期のゲームといえば、仲間内で信長の野望がはやったことがある。以後連綿と続くシリーズの栄えある第1作目である。地図は角ばった単色、メッセージは半角カナ、音はBEEP、STOPを押すとbreak in xxxと云ってとまってしまう、現在のオンライン版からみたら化石のごとき代物だがそれでも当時は楽しんでやっていた。そのうち、プレイが極まってきて各種パラメータがとんでもない数値まで達するようになってしまった。ところで、このゲームBASICで書かれていたのだが、当時のBASICで65536を超える数値を扱うとオーバフローで挙動が怪しくなることがあった。そんなことはまだ知らなかったワシらは極まったプレイ中に度々金がマイナスになるとかいった怪現象に悩まされたものだ。そんな現象におびえつつプレイする日々に痺れを切らし、ついにはリストを解析、改造してついにはほとんど違うゲームに仕立ててしまったのであった。今思えば、つくづく閑である。そういえば最近は携帯でも遊べてしまうブラックオニキスもBASICだったんで、チートしたものだなあ。
2004.01.30
ハマり3日目。

黎明期のアドベンチャーゲームは難しかった。行動を単語で指示するのだが、その単語が全くのノーヒントなので、実質単語探しゲームに近い感覚。approachとかpolishは中学生は知らんぞ。小説なら短編の分量しかないポートピア連続殺人事件だが、ワシはP6版を解くのに2週間以上かかっている。当時は有り余る閑をほとんどパソコンいじりに投入していたのに、この有様。暗号を解くのにエラく苦労して、同じ場面を丸一週間ほど見続けたのである。別にこのゲームに限ったことではなかった。当時のPCは処理能力がヘボいため即時性の要求されないアドベンチャーが結構出ていたのだが、どのゲームも大体こんな感じで同じ場面を何日もかけて解いたりしていたものである。忍耐力強かったことである。・・・もう3日も同じトラブルに引っかかっている。雫が岩を削るようなあの忍耐力は、今はもうない。有料ヒントのあて先でも探すか。
2004.01.29
ハマり2日目。

はやりハマりといえばパチンコであろう。確率1/300程度のルーレットを幾たびも繰り返すのだが、当然のようにこれがちっとも当たらない。確率1/300を300回試行すれば当たり確率は1になる、と信じている人はいるとかいないとか。300回やっても当たる確率は0.63で、600回でも0.87。しかし、負けが度を越すと、どんどん冷静でなくなってくる。そのうち勝ちたい、ではなくせめて1回大当たりを見たい、という気分になってきて、やめるきっかけを失う。さらに負けが続くと、1回当てるまではテコでも動かんという気分になってくる。最後には自分がなんでこんな気分で台に向かわねばならんのだと腹立たしくなってきて、最後にはすべてがどうでもよくなってくる。数年前にワシが都合3日かけて3000回連続で外した時の心境である。3000回連続で外す確率はおよそ40万分の1。これは大当たりが2回連続する確率よりはるかに低い事象だが、大当たりが2回連続したことは未だない。
2004.01.28
ハマり1日目。

漫画や小説には極端な性格の人物が出てくることがかなりよくあるが、そのひとつに車に乗ると性格が変わる、というのがある。話が面白くなりやすいのか、運転が下手くそ、荒い、車ベコベコ、同乗者蒼白といった方面が多い。確かに、車という密閉空間に入り込んで自分の周りに盾があることを意識すると、気が大きくなるという傾向はあるのかも知れん。ところで、先日友人が新車を買ったというのでお披露目兼ドライブに乗せてもらった。しかし最近の車はインテリジェントじゃのう。カーナビはCPUがあまっているのか無駄に表示が綺麗で喋るわ、気をまわして渋滞迂回路は勝手に探すわ、そのうち運転者の暇つぶしのお喋りくらいこなしてくれそうな勢い。ただ、大の男、それも決して小柄でないのが5人も乗ると大概のセダンは手狭になってしまうのはカーナビがいくらインテリジェントになってもどうにもならんのであった。むぎゅー。
2004.01.27
ハマりの兆し。

昔、ある田舎道で火事を見たことがある。派手な焚き火しとるのう、と車で通りがかったところ、道端の民家から派手に炎があがっていた。本当に出火直後のことらしく、消防車もまだ来ておらず、あたりには野次馬が少し見えるばかり。誰かが消火に躍起になっていたが、すでに炎は窓から飛び出しており、バケツでどうにかなるような雰囲気ではなく、ようはもう手遅れであった。ひとたび出火してしまうと、小火だろうがなんだろうが徹底的に水浸しにされてしまうので、とにかくこの家は終わりである。狭い道路なので、車を停める場所もないし、素人のワシらが加わっても何も出来ないので少々気まずい思いをしながら、何事もなかったかのように通り過ぎたのであった。なぜかワシらの懐が火の車になっていたこととは一切関係ない。某氏と福島競馬場からの帰り道のことである。
2004.01.26
rootで作業中に血迷う。kernelとワシ、panic。

百科事典棒という概念がある。百科事典の項目を適当な方法で数値化する。文字列のSJIS配列でもいいし、極端な話、文字イメージ画像のバイナリダンプでかまわない。これの先頭に0.をつけると、この数値は0〜1のある一点を示す、小数点以下数百桁の数値となる。ある棒の始端と終端を0〜1とみなし、その点を正確に刻む。これを百科事典の全項目について繰り返すと、たった一本の棒に百科事典の情報がすべて刻まれたことになる。そういう理論上の存在である。もちろん、これは実践不可能である。有効数字が百桁単位の細工はできないからである。有効数字が百桁というのは原子よりはるかに細かい世界であるのだが、そういった量子の世界は原理的に正確な場所を知ることができないのである。プランク定数。ところが、手のひらにのる電子辞書には百科事典が入っている。もしかしてLSIの微細回路が百科辞典棒なのかもしれない。
2004.01.25
戌の日。

犬は多産で安産なので、安産の象徴とされる。ところが、動物の世界は弱肉強食なので、あまり呑気にお産をしていては外敵に襲われかねないため、どの動物も比較的安産である。別に犬が特段安産というわけでもないようである。なので、どの干支の日でもそれなりにご利益があるのかもしれない。酉や辰や巳は卵生だけど。卵で多産といえば、マンボウ。産卵数は3億。まあ、それだけ成長するまえに死んでしまうということなのだろうけど。ところで、ワシの部屋にはセサミストリートに出てくるすっ呆けた目つきのカエルのカーミットが鎮座している。こいつの公式プロフィール。職業ニュースキャスター、誕生地どこかの池、兄弟5千匹。多いな。
2004.01.24
千客万来自衛隊。

大学の先輩が大学のすぐそばに一戸建てを借りていた。そこそこ広く、結構な人数が入れる上、少々騒いでも付近に迷惑にならないので、よくサークルの面子で押しかけては呑んでいた。いま思えば閑なことに、毎週末の夜にはどこからともなく10人くらい集まっていたのである。で、冬場になると鍋である。その家には土鍋は二つあるくせにカセットコンロがなかった。なので、台所で鍋を作っては居間に運び、その間にもう一方の鍋を仕込む、というパイプラインな調理法だった。鍋当番は交代制。ところが、10人でつつけば鍋はあっという間に空になる。次の鍋が出来るまで20分くらい空くのでそのうちまた腹が空く。土鍋を2〜3回作ったくらいでは全然皆の腹の虫が納まらないのである。午後9時から始まり、10杯目の鍋が空いたのが午前3時、というのが最長宴会記録。最後まで喰っていたのはワシ。
2004.01.23
晩飯は試作品。

ワシの携帯のアドレスは携帯メイルのサービス開始から40秒後に入手したもの。午前4時に早起きしての奪取であった。このアドレスは苗字をもじったもので、大学の頃からもう13年使っているアドレスなのだが、よく見ると女性の名前に似ていなくもない。そのおかげ、なのかどうか知らんが間違いメイルが多い。内容も、手当たり次第のメル友募集から、メイルに不慣れな母親から娘宛の私信まで様々。いつぞやは酔っ払った女性から昔付き合っていたらしい相手に向けて弱気なメイルがあって、翌朝即座に夕べのメイルは酔った気の迷いだった、もうあなたなんかこれっぽっちも想っていない、みたいな無常なフォローのメイルがやってきたり。人様のプライベートが透けて見える。そういえば、誰のいたずらかどこかの出会いサイトに女性としてワシのアドレスが掲載されてしまったことがあった。携帯電話がパンクしそうな勢いでリビドーあふれるメイルがジャンジャンやってきて閉口した。まったく、男ってやつは。
2004.01.22
週末来客用に鳥ハム茹でる。

1円を拾うための体力は1円以上、それどころかそこに1円玉があることを認識したときに脳で消費されるエネルギーがすでに1円以上である、という説があるが多分誤りである。例えば、床に落ちた1000枚の1円玉を一時間かけて拾うと自給1000円。それくらい体を動かして1000円のそこそこのメシを喰えば損をしたような気にならん。ところで、1円玉の作成コストが1円以上かかる、というのはよく知られているが1円玉をつぶしてアルミニウムのインゴットにしてもそんなに価値はない。アルミニウムの精製過程で電気処理を行うのだが、ここでかかる電力が1円以上なのである。で、この文章のコストは何円かかっているのやら。ハラヘリ。
2004.01.21
寝癖がすごいことに。

コンピュータのキーボードの配列はレミントン社のタイプライターが元になっている。上段左側のキーの並びをとってqwerty配列と呼ぶ。タイプライターはキーを叩く力で印字用のハンマーを押し上げるのだが、キーを叩くスピードが速すぎると前の文字のハンマーが戻る前に次のハンマーがやってきて絡んでしまう。そういった事態を避けるため、この配列はタイプ速度があまり速くならないようにわざと打ちにくい配列として考えられたものである。もっと打ちやすい配列を、ということでdvorak配列やnicola配列などが発案されているが、普及はしていない。ところで、typewriterという単語がキーボードの上段のみで打てる、というのは有名な話であるが、ドイツ語のキーボードでは出来ない。ドイツ語ではyがあまり使われないため、yの場所に使用頻度の高いzが配置されているためである。
2004.01.20
「南場さんから電話あり」とメモ。ふつうは難波だと思うが。

推理小説、とりわけ本格推理小説はトリックが肝心である。トリックが小説の価値のかなりの部分を占めているため、トリックを公言することはかなりひどい行為である。トリックとストーリーが密接に絡み合っている小説の論評は、トリックをバラす訳にもいかないので面倒そうだ。ワシは小説の解説を真っ先に読む癖があるのだが、阿呆な解説者だとトリックに触れていたりしてどうにも。その仕組みを知っていても人に公言するのは道義にもとる、という点では手品のトリックと似ている。ところがなぜか手品のトリックは業界に帰属するものらしい。もちろん、推理小説のトリックは個人に帰属する。手品業界は共産主義というわけでは無かろうが、優れた手品のトリックは業界全体の共有財産的な考え方があって、他人の考えたトリックを再利用することがよくあるのだという。推理小説でそんなことをした日には総スカンである。例えば、六枚の(以下略)
2004.01.19
早出したら、トラブルは自然治癒していた。眠い。

宿泊施設には不特定多数の人間が出入りするためか、情念とかそういった思いが溜まりやすいのかどうか知らんが、幽霊話が多い。旅行が商売のツアコン仲間ではそういった情報が飛び交っており、いわくつきホテルブラックリストのようなものがあるのだという。ヤバさのランク付けがあるという。ほとんど町おこしにちかい噂レベル、友人の友人が体験したレベル、同業者では有名レベル、実際に体験した人間から話を聞いたレベル、ホテル側が事態を把握してお祓いだのをしているレベル、自分が体験したけどそれほどでもなかったレベル、自分が体験してトラウマになったレベル、マスコミに出ちゃうレベル、などなど。ヤバい部屋は、人目につかない場所、例えば押入れのふすまの裏や額縁の裏などにお札を貼っているなどともよく噂されるが、最近はホテル側もそういった噂を了解していてより分かりづらいところにお札を貼っているのだとかなんとか。ワシは一人旅であちこちの宿に泊まったが、そういった体験は皆無。壇ノ浦の決戦のあった時期に下関の壇ノ浦近くで野宿しても、全然平気であった。その時期は出ることで有名、というのは随分後になって知ったが。
2004.01.18
あたりは切手x4。

ある種の生物は周期的に大発生することが知られている。この大発生周期は素数年であることが多い。これは天敵となる生物の大発生になるべくかち合わないようにするための自然の知恵、というか淘汰の結果である。例えば、ある虫の大発生周期が10年だとする。その虫を食べる鳥が5年毎に大発生すると、ピークとピークがぶつかってあっという間に食べられ放題になってしまう。そしてその大発生周期にあわない種類の虫だけが生き残るのである。素数年だとピークがぶつかる感覚が長くなるので、その分繁殖できるわけである。人間は年がら年中くまなく繁殖しているため、喰える生き物を喰いまくって多くの種を絶滅させた。その分、毒がある喰えない生き物を喰って死んでしまった人間もそれなりにいたのだろうけど。これを称して自然破壊、とよくいうが、人間だって自然の一部でしかないのだから他の種を食い尽くして絶滅させてもそれは単なる自然の営みである、というのは開き直りか。
2004.01.17
特売の 蜜柑かついで 雪の夕 それにつけても 金の欲しさよ

相変わらず鳥インフルエンザであるが、これに烏インフルエンザが混ざっていたりしたら、ややこしいことになりそうだ。ワシが使っているフォントだと、鳥と烏は1ドットしか違わない。ひよこの雌雄鑑定士のように鳥と烏を仕分ける技能職が必要になるかも知れん。漢字の烏は、目が羽の黒にまぎれて見えない鳥をあらわす象形文字だが、日本語のカラスも、黒くて見分けにくいといった言葉が語源。黒が訛ってカになったらしい。ギリシャ神話によると、カラスはもともとは白い鳥だったのだが、ある娘の死の喪に服して黒くなったといわれている。カラスは害鳥扱いで年間万羽単位で駆除されているのだが、繁殖力が強いため一向に減らないらしい。そんなカラスに業を煮やした都知事がカラスを食材にした新しい東京名物を作ろう、とか云っていたような。
2004.01.16
うっかりLinuxサーバを論理的に壊す。ごまかそうとしてエラいことに。

もちろん偶然だろうが、ワシの住むところは汚職事件が多い。いずれもワシも投票したことがある秋田県知事、宮城県知事、仙台市長が捕まっている。おかげで補選経験が多い。もらえる権利はきっちり消化するというポリシーの元、選挙はサボらないことにしているのだが、ある年は知事と市長の同時逮捕で知事選2回を含む4回の選挙があって真面目に投票するのが阿呆らしくなったこともある。そうえば、捕まった知事はこの間の衆院選に出直し出馬をしたのだが、ものすごい勢いで落選したとのこと。因果応報である。で、またもやワシの住む市で汚職である。代議員の逮捕に続いて芋づる式に10人も市議が捕まっている。ということは、またもや補選である。ありがたくないジンクスも更新である。ところで、芋づる式、であるがサツマイモのつるは結構もろいので力ずくで引っ張るとブチブチブチと千切れてしまい、哀れ、芋は地中に置き去りになるのであった。
2004.01.15
鳥ハム茹でる。62000hit。

ルービックキューブが流行したのはもう20年以上も前である。偶然2面揃っただけでクラスのヒーローだったりしたものだ。ちっとも解けないくせに、滑りをよくするとか通ぶって、ミシン油を差してキューブをヌルヌルのベタベタにしてしまったこともあった。そういえば、公式大会に出た。1分半もかかって、予選10人中9位。最下位は途中でキューブが分解してリタイアたっだので、事実上は最下位である。小学生の頃のアホらしくも懐かしい思い出である。ところが、世の中にはいまだにルービックキューブをやりこんでいる人間がいるらしい。サイトを見たところ、平均18秒程度で戻せるとか、片手で40秒とか、なんだか信じられんことになっていた。動画を見ても、確かに見る見る元に戻っていくのだが、どういうアルゴリズムで操作しているのかさっぱり分からん。魔法か。
2004.01.14
awkスクリプトの塊が丸一日たっても終わらない。

閑がなくてすっかり足が遠のいたパチンコであるが、ワシが離れている間も続々と新しい機種が出ている。しかし、画面がきらびやかになって萌えキャラが派手に動き回ろうが、パチンコの本質は変わらない。結局は大当たり確率0.3%くらいのルーレットを繰り返すだけなのである。この大当たり確率は内規で細かく定められているため、どこのメーカーも似たような性能の台を出すことになる。ところが、大当たり確率は決まっているが、分散は決められていない。分散を大きくすると当たりが偏る。当たるときは立て続けにバカ当たりする反面、当たらないときは全く当たらないことになる。これはまさしく最近のパチンコ台の傾向である。昔なら5千円かけて1万円出るところが、最近は5万円かけて10万出る世界なのだという。もちろん5万がそのまま吸い込まれて終わる場合も多いわけだが。みんな金持ちじゃのう。パチンコは負けるスピードに上限があるため、パチンコは競馬などに比べれば穏便なギャンブルと云われたこともあったが、このごろはそうもないらしい。ワシはパチンコを打てるほど裕福ではない、ということで。
2004.01.13
Linuxいじりの日。/etc/hostsの設定忘れて大騒ぎ。

郵便局でバイトをしたことがある。その内容は備品整理。郵便局で使っている備品にはよく見るとどこかに備品番号が書かれている。郵便、保険、貯金、共通の頭文字をとってユホチキの一文字と5桁の数字の組み合わせである。大は制服や郵袋、小は付箋にいたるまで、その種類は数千種。その雑多な備品が体育館ほどもある地下倉庫に雑然と放り込まれていたのを、ワシが一人で整理した。朝、挨拶をした後、一人で地下倉庫にもぐり、朝から晩まで何かの耐久訓練のごとくもくもくと整理整頓。夏なのに空調のない倉庫で汗だくになりながら、普段自分の部屋を散らかしている報いか何かかと朦朧と思ったものだ。整理には丸2週間かかった。日々痩せていくワシを不憫に思ったのか、最後にバイト代とは別に上長から特別賞与が出た。
2004.01.12
鳥ハム仕込む。

鳥も風邪をひく。鶏やペンギンはさておき、鳥は飛ぶので国が輸入を差し止めても勝手に国境を越えてきて病原菌をばら撒いたりするので色々面倒らしい。トリインフルエンザは非常に強力な病気で、家畜伝染病予防法により法定伝染病に指定されている。法定伝染病が発生すると、病気の拡散防止のため周囲の業者もひっくるめた出荷停止措置などがとられるため、賠償問題になるのだとか。ところで、鶏鳴新聞や養鶏の友、鶏卵肉情報なんて雑誌があるんですな。しかし、これでBSE騒ぎのウシに続いてトリである。これで肉は豚の天下か。ところでこの2頭は干支に入っている。ウシは2番目、トリは10番目である。周期性から云えば、今度は干支の6番目が危ない。つまり巳である。・・・ヘビってどこで喰えるんだ。
2004.01.11
寒い。

CD屋の店先によくある万引きゲート。CDのタグに小さな電気回路が仕込まれていて、その存在をゲートで電磁波で検知している。よって、この電気回路の特性を変えたり、チェック用の電磁波から回路を電磁的に隠してしまうと、むにゃむにゃむにゃ。あのタグにはそんなに複雑な回路が仕込まれているわけではなく、実体は単なる渦巻きのコイル。というわけで、丸めたLANケーブルの束を持ってこのゲートを通ると簡単に誤動作するらしい。ところで、電磁波で物体のチェックを行っているものにパチンコがある。パチンコの入賞穴も玉が通過したかどうかの判定を電磁波で行っている。以前はマイクロスイッチで物理的に通過チェックを行っていたが、故障が多いため故障の少ない現在の方式に変わっている。ここにECMバラージをぶち当てるとこれも誤動作する。つまり、玉がなくても大当たりが出たりする。この手法は電波ゴトと呼ばれ、もちろん不正行為。違法改造無線を積んだトラックが店先を通りすぎたところ、無人のパチンコ台が一斉にフィーバーした、なんてこともあったらしい。
2004.01.10
病院が混んでいる。

今日からワシの家の電話番号が変わった。といっても引越しや電話工事ではない。市外局番が一桁短くなったのである。電話番号は市外局番と市内局番とお客様番号の3つの部分からなる。市外局番が不要な範囲をメッセージエリア(MA)と呼び、日本を約660のブロックに分割している。10年前は800ブロック以上あったのだが、このごろ市外局番の統合が積極的に行われていて、どんどんMAが減ってきている。そんなわけで5桁市外局番もめっきり見なくなったと思ったら、実はまだ市内局番のない6桁市外局番も残っていたりするのであった。ところで、所沢の市外局番は042から04になったわけだが、千葉県の我孫子周辺も市外局番が04である。こちらは047が短縮されたもの。この04局同士は違うMAなので、市外局番が同じなのに市外局番が省略できないし、市内通話にもならない。地理的に離れているので納得できないことはないが、なんだか妙な話である。
2004.01.09
朝の電車でビールを呑んでるスーツ親父を発見。

鉱石つながり。宝石はそれ自体の価値ではなく、希少価値により需要と供給のバランスで高値安定となっている。これが一番露骨なのはダイアモンド。デビアス社が世界のダイアモンド鉱山をほとんど独占しているのだが、値崩れが起こらないように徹底した出荷調整を行っている。スパイ大作戦な007シリーズの第4作、ダイアモンドは永遠に、がここらへんに詳しい。宝石としてメジャーなルビーやサファイアは組成的には同一で、その実態は酸化アルミニウムの六方結晶。クロムが混ざると赤くなり、鉄が混ざると青く発色する。ほとんど同じものだが、ルビーとサファイアは宝石としての価値がかなり違ったりする。酒も混ぜ物しだいで、高級酒や安酒となるのと似ている、のかね。コランダム。
2004.01.08
献血したせいか妙にハラヘリ。

元祖はApple][用だったと思うが、ロードランナーというゲームがあった。追跡者を避けつつ画面上に散らばる金塊をすべて回収するというシンプルな内容ながら、当時のパソコンやファミコンなどに片っ端に移植され、Iremからアーケード版がいくつも出た大ヒットゲームである。ワシは主にFM7版をやりこんだ。そのうち標準の面ではあきたらず、もっと解き甲斐のある面を自作するようになった。このゲーム、オリジナル面が作れたのである。それを仲間にやらせるのである。こういうことを繰り返すうち、ついには解き方を知っている作者ですらちょっと間違うと解けないような無茶苦茶にややこしい面が作られるようになった。例えば、ワシの作ったのにクリアするまでに穴を順序良く1000回以上掘る必要がある面があった。気分は詰め将棋である。こんな閑なことしているのはワシらだけかと思いきや、労働狂やチャンピオンシップといった凶悪な面ばかりを集めたロードランナーが発売されたので少々驚いたものだ。ちなみにロードランナーはroadではなくlode、すなわち鉱山である。なんでも元々はそのままMiner(坑夫)というタイトルだったとか。
2004.01.07
献血(8回目)。

かつてLHcompというソフトが存在した、らしい。パソコン通信であるアスキーネットに試験的に公開されたアーカイバソフトである。もう10年近く昔の話である。究極のアーカイバと云われ、あらゆるファイルを10byte以下に圧縮したという。噂が噂を呼び、ちょっとした騒ぎになったらしいが、実はこのアーカイバ、圧縮対象ファイルに通し番号を振るだけのソフトである。今後どれだけ人間が猛烈にファイルを生成してもその種類は2^80個以上にはなるまい、ということで10byteに圧縮されるのである。単なる冗談ソフトのようであるが、実はそうでもない。あるファイルが圧縮されて手元にあることと、インデックスが貼られて世の中のどこかに存在していることとは、本質的にはさほど違わない。ファイルを取り出す方法が、展開処理なのか、この世の中のどこかからどうにかしてその対象ファイルを手元に持ってくるかだけの違いである。もちろん後者のほうが大変であり実現困難かもしれないが、いずれ現実的なものになる。10年前には考えられなかったが、今はあるファイルを圧縮してメイルで送る変わりに、URLで送ることが行われている。ここらへんの話を突き詰めると最近のトレンドであるグリッドコンピューティングに辿り着いたりする。意外に奥が深い。
2004.01.06
更新再開が遅れた理由は風邪。いまだ家庭内で大流行である。

大学の一時期、最寄の八百屋でいつも安売りしているという理由で毎晩冷やし中華、しかも面倒なので具抜きの素で喰っていた時期がある。生麺タイプはそこそこ栄養は足りていたのかあまりひどいことにはならなかったが、某掲示板で毎食カップラーメンばかり喰っていたら栄養不良で死に掛けたような話を聞いたことがある。食事が1種類ではやはり栄養が偏ると見える。これがリスク分散、ではないか。ワシはたまに大学には出かけて学食のあんまり立派でないが即席麺よりははるかに栄養的に優れたメシを喰っていたので、助かったのかも知れん。なお、カップラーメンを喰っている時点で貧乏ではないらしい。小麦粉で麺を打つくらいでないと貧乏自慢できんのだとか。
2004.01.05
今年の古本買い初めは小野不由美。

いつの間にか実家に猫がいた。義妹が連れてきたらしい。それまで犬の手入れをしていた弟が猫にかかりきりになったため、優先順位が下がった犬がひどいことになっていた。というか、まったく顧みられなくなっており、いつにも増して汚くなっていた。恒例の犬洗いが一回洗っただけではどうにもならず二度洗いしてしまったくらいである。毛に枯葉だのが絡み付いていた。例年なら洗ったあと半日は家の中に放しておくのだが、あまり綺麗にならなかったため早々に屋外の犬小屋に退出処分となった。犬には散々な正月である。さて、その義妹の猫であるが人見知りが激しく帰省中に一回しかワシと対面していないので、どんな猫なのかはいまいち不明。夜中ににゃーにゃー鳴いてるのは聞いた。猫の主な居住区である2階は猫害であちこち引っかき傷だらけらしい。
2004.01.04
年賀状を見る。

少し前に謎の記号が表札に書かれる、というのが話題になったことがある。空き巣同士の情報交換用の暗号らしい。在宅時間や犬の有無などの情報を符牒で表札に書いておくのだという。なお、空き巣に入られた家は、間取りを抑えられてしまうために警戒しているにもかかわらず、再び忍び込まれることもあるのだという。確かに、クラッカーの常套手段にバックドアというのがあるくらいだし。これは、不正にシステムに忍び込んだ後に自分しか使えないような侵入経路を作っておくこと。こうしておけば異常に気がついたシステム管理者がセキュリティを強化しても、そこをさけてシステムに侵入できる訳である。・・・知り合いの家で、間違って何かが当たるような場所ではないところの窓ガラスが割られていたとのこと。おそらく空き巣未遂だったのだろう。物騒なことである。
2004.01.03
成田山を詣でる。おみくじ行列の長さに挫けたため今年の運勢は不明。

そういえば、研究室の後輩に大学陸上部の長距離のエースがいた。自分の区間を走ったあとに軽くジョギングしながら戻ってきたら自分がたすきを渡した走者より早く戻ってきたらしいが、彼に云わせるとこれでも全然で大学対抗の駅伝大会でけちょんけちょんにされるとのこと。上には上がいるものである。さて、研究室対抗駅伝だが、そんなに距離があるわけではないのでスタート直後の順位が総合成績に大きく影響する。そのため1区がエース区間で各チームともエースを投入していた。トップは2kmのコースを5分台で走る。完全に中距離走である。なのでスタートの飛び出しはほとんど全力疾走。ワシが卒業した年のことである。スタートまであと30分ほどの雑然としたスタート地点。位置についてもよーいもないまま、突然ピストルの音が鳴り響いた。訳も分からず半ば条件反射で走り出す各チームの第一走者たち。誤射であった。スターターの教授曰く、「練習してたら鳴っちゃった」。お茶目である。ところが走者は必死で走るものだから間違いと叫んでも届かない。バイクで追いかけて走者に事情が知れ渡る頃には、トップはコースを半分以上走ってしまっていた。肉体的にはもちろん精神的にどっと疲れたため、正式なスタートは1時間ほど延期されたのであった。
2004.01.02
何年ぶりかに箱根のスタートを見る。

たまには体を動かせとの親心か知らんが、大学ではときおり野球やバレーだのといった研究室対抗のスポーツイベントが催されていたが、その中で一番盛り上がるのが駅伝だった。教授にも走ってもらう、というかチームに職員が2人以上含まれないと正式参加とならなかった。もちろん教授用の楽な区間も準備されているのだが。1チームは10人だが重複参加も可能。いつだったか学生が15人くらいいて1チームだけの参加だと結構な人数があぶれてしまうので、参加賞狙いで無理やり2チームを編成したことがあった。ワシは2回走らされた。本命チームで8区を走ってから、ほとんど休まずに参加賞チームの9区を走った。かなりへばったと思う。そういえば、教授用短距離区間でワシの研究室の教授がたすきを渡しそこねて派手にすっ転んだのもこのときのことだったような。本命チームだったので次の走者は転んだ教授を一顧だにせず走り去ったが。
2004.01.01
あけましておめでとうござい。本人は多分寝正月(ただし風邪)。

一月三日迄お休みをとらせて頂きます。なお四日より通常通りの営業ですので本年もよろしくお願い申し上げます。二日酔い等の理由により再開は五日あたりからかも知れませんが、遅くとも六日あたりからは平常運転といきたいものです。七日あたりでも更新が再開されていない場合、なにがしかのトラブルが発生したものとお考えください。・・・なんだか新年から辛気臭くなってきた。ま、今年もボチボチ。
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