雑記 【雑記topへ】
2003.08.31
すげー夕立。家の近所だけ。

距離あたりのJRの運賃は私鉄よりやや高い。私鉄は営業的にうまみのある地域だけで営業しているので運賃が安くできるが、JRは津々浦々まであまねく公平な運輸サービスを提供しなければならない関係で、運賃が高くなっているのである。私鉄への対抗上、JRの首都圏では通常より安めの特定運賃を設定している。ところが、通常地帯と特定地帯をまたいで乗車すると、全線通常運賃での計算となる。これを通常と特定の切り替わる駅で切符を分けて買うと特定運賃が適用されて、通しの切符より安くなることがある。いわゆる分割購入である。たとえば秋葉原〜津田沼は市川で分割すると30円安くなる。なお、定期でも分割すると安くなることがあるのだが、分割定期で通勤費をちょろまかすのは厳密には横領であることはあまり知られていない。
2003.08.30
西武園の花火がものすごく響いて、魂消る。うるせー。

先日、横田基地友好祭に出かけたときのことである。ステージではメリケンらしい能天気なボディビルショウをやっていたり、ステーキの露天がずらずら並んでいたりと気分はすっかり学園祭。二日がかりのお祭りの最後の〆は花火。二日目の午後になって一旦客が引いたと思ったら、夜になって再度客が押し寄せてきた。この花火だけを目当てにくる人間も多いらしい。まあ、場所が基地だけあって馬鹿みたいに広いので座る場所には困らんのだが。地べたに座り込んで花火が始まるのを待っていると、予定時間より早くなにやら花火が始まった。が、なんだかえらく小さい。音も聞こえない。近くの家族連れの子供があの花火小さい詰まんないとブーブー云っている。それはそうだ、あれは15km向こうの西武園の花火である。釣りで云うところの外道だ。結構遠くからでも見えるもんである。
2003.08.29
休養中。

宿屋で休息しているとき、***はねています、を、跳ねています、と読んでしまってかえって疲れそうに思えてしまうのはWizI。地下迷宮を這いずり回った挙句に馬小屋で跳ねていたら、気が狂いそう、もしくは狂い済みである。典型的なRPGでは宿屋で一晩寝ると体力が全回復するが、これは現実的にはどう解釈すべきか、という馬鹿話にDQ-MLで盛り上がったことがある。怪我が一晩で全快するなんてありえるのか、いやあの数値はスタミナだ、でも寝起きからそんなに元気なのは納得出来んぞ、薬草でスタミナが回復するのか、そういやXZRってゲームは麻薬で回復するぞ、などなどと下らなくも無意義なことに盛り上がったものだが、結局参加者が全員納得できるような結論は出なかったと思う。後藤寿庵のギャグに10ミリセカンドが1年ぐらい続くので、あっという間に入院してじっくり怪我を治す、なんてのがあったが。そういえば近頃RPGやっとらんなあ。GBASPでも通勤カバンに忍ばすか。
2003.08.28
寝冷えで腹壊す。小学生か。

電話帳は五十音順に並べられるのだが、なるべく頭のほうに名前を連ねようと、あ、から始まる法人名をつけることが多いのだという。泡坂妻夫のミステリーに出てくる亜愛一郎は五十音順では先頭間違いなしの名前であるが、これは探偵名簿が作られるときに先頭に載るようにと仕組んだもの。亜という苗字が実在するかは知らんけど。最後争いもなかなか壮絶で、ギネスブックによるとアメリカの電話帳の最後の行にはzzzzzzzzzyxとかいうえげつない個人名が載っているらしい。zはもっと多かったかも知れない。るるるより凄い名前だ。
2003.08.27
59000hit。のんびり。

ゲームボーイカラーは単三電池2本で動くが、燃費は大してよくなくて割とすぐに電池が切れる。電池が切れるといっても電圧がゼロになったわけではなく、要求された電圧を供給できなくなっただけで、まだ電池としては余命がある。リモコンやラジオ、時計は必要とされる電圧が低いので、他で使えなくなった電池でもしばらくは使えることがある。ワシの目覚まし時計は単二電池で動くのだが、単三電池と単二電池の長さは同じである。そんなわけでゲームボーイやウォークマンなどで使えなくなった電池は最後は目覚まし時計にまわすようなローテーションを組んでいた。単二の場所に無理やり単三電池を入れるため電池ケースは詰め物やらテープでひどいことになっているが。ところで、時計の電池はこれが意外と保つ。なかなか減らん。いずれ時計に使う予定の中途半端に磨耗した単三電池ばかりが溜まるばかり。結局引越しのときにすべて廃棄されたのであった。
2003.08.26
ダルいが、食欲はある。夏バテじゃないのか。

ミステリーのジャンルに時刻表トリックというのがある。常人には考え付かないような奇抜な乗り継ぎで移動してアリバイを捏造して捜査を混乱させるミステリーである。時刻表の抜け道を探すトリックなので、よく考えたなあと感心することはあっても、テツにはそんなの知ってる、というのが多くてあまり驚かない。タイトルからトリックの一部がバレるくらいその筋では有名な事柄を利用したミステリーがあったりもする。おまけにダイヤ改正でトリック自体が実行不可能になってしまったりするため陳腐化が激しく、なかなか扱いが難しいのか最近ではやや衰退気味のような気がする。この手のトリックで結構驚いたのが、21:30の成田から翌朝7:30の関空に移動するトリック。新幹線や夜行列車、国内線では間に合わない。国際線で成田〜グアム、グアム〜関空と折り返すのが正解。これはテツの馬鹿話から出たトリックで、このトリックを使ったミステリーが実在するかは知らないが、これも先ごろのダイヤ改正でやっぱり実行不能になってしまったとか。
2003.08.25
夏バテのような気がする。

昔すんでいた部屋から最寄のコンビニはあまり聞かない名前の地域コンビニだったが、愛読誌がコンスタントに入荷するという理由でいつも利用していた。会社の帰り道にいつもそこで晩飯の弁当と飲み物と雑誌を買っていたのだが、ほぼ毎日何かしらの雑誌を買っていたため、部屋には恐ろしい勢いで雑誌がたまっていったものだった。常に部屋の隅に複数の1mほどの雑誌タワーがそびえていた。買っても読むのを忘れていたりするので、たまに同じ雑誌を買ってしまうこともあった。同じ雑誌を買ったことに気がつくのはごみの日だったりするあたりが粗忽である。さらにこれが極まると、まだ見ていない雑誌を間違えてごみに出してしまう。ただの阿呆である。こんな阿呆はワシだけかと思いきや、戦前の国鉄にこんな間抜けな話があったらしい。廃車予定の電車の隣に大雨の中を走って泥だらけになった新型車両を留置しておいたところ、解体業者が間違って新型車両の方を解体してしまったとか。粗忽もここまでくるとなんだか漢である。
2003.08.24
西武拝島線完乗。

中学で放送委員をやっていたことがあるが、使っていた放送器具が古かった。オープンリールのテープはここでしかいじったことがない。オープンリールのテープはリールにうまくテープが巻き取られるように毎回セッティングしてやる必要があるのだが、これが面倒でよくテープの端をちぎってしまっていた。そのうちテープが短くなって無音部分がなくなってきた。ついには曲の出だしまでもちぎられてしまって、いきなり曲の途中から再生されるような状態になっていた。ボリュームをフェードインさせてごまかしていたが。誰も覗きにこないのをいいことに放送室の配線を勝手にいじって、全校放送とは別系統で放送室の中だけに鳴る出力系統を作って、いつも掃除の時間は自分の趣味の音楽を流してくつろいでいたものだ。
2003.08.23
切符購入9万円。トランプできそうな大量の切符。

知り合いの話である、と前置きした話は実は自分の話というのはよくあるが。卒論提出日の前夜、徹夜で取り組んだ論文の体裁が全然整わないうちに朝を迎えてしまった。論文は未完成だが、とにかく大学まで行こうと資料を抱えてとりあえず山手線に乗り込んだ。もちろん電車の中でも論文は絶賛執筆中である。・・・ロングシート座席に資料を広げてなんとか電車の中で論文を仕上げたらしいのだが、書き終えるのに3時間ほどかかったという。その間電車に乗りっぱなしだったので、気がつけば山手線を3周していたという。もちろん大学最寄り駅を何度も乗り過ごしている。焦る気持ちは分からんでもないが、あまり移動していない。ハムスターか。
2003.08.22
エレベータに挟まれた。しかも朝晩の2回。ギャース。

高校に入学して間もない頃の団歌練習で間違えた掛け声を発したばかりに、以来その掛け声があだ名になってしまった友人がいた。大学に進学してからはめっきり疎遠になったのだが、偶然同じ会社に入社していたのであった。同期が1000人もいる会社じゃそういうこともあるか、と思ってたが、久しぶりに会って話してみるとどうもそれ以前からワシの動向を知っていたようだ。ずぼらなワシが唯一自力でアポをとって会社見学をした時に、偶々一緒になった早稲田の学生がそいつの友人だったらしい。ワシの苗字はやや珍しいので、それで気付いたとか。世間は狭い。分社だの何だので今は違う会社なので、今は再び疎遠になってしまったが。
2003.08.21
帰りの電車が遅れていた。

朝の山手線はあまり利用することはないが、やはり無茶苦茶に混んでいるのだろう。朝のうちはすべての座席が折りたたまれてしまう積載量重視な車両もあるくらいだし。乗り降りしやすくするためドアが6つもある車両もあるが、こいつはドアとドアの間が狭いので座席が少ないのでロクに着座もできない。まあ山手線はせいぜい半周しか乗らない路線なので、数十分の我慢か。それ以上になる場合は逆向きに乗るだろうから。ところで、JIS規格には鉄道車両の規格もあるのだが「定員の1/3は座席でなければならない」という決まりがある。山手線のこの車両はこの条項を満たしていない。つまり、この車両は人間を運ぶ車両ではない、すなわち貨物車両だ、とテツの間では揶揄されていたりする。ウサギ小屋から通う勤め人を乗せるウサギの電車などとも。
2003.08.20
W32.Blaster.Worm Fix Toolを動かしたら仕事が出来ん。

あるウイルスは、ウイルス除去ソフトを装って修復作業を行うように見せかけてその裏でHDDを修復不能に無茶苦茶にしてくれるという、泣き面に蜂な動きをする。多重債務者からさらに金を搾り取る闇金や紹介屋みたいである。スポーツ新聞や雑誌に載っているあまり名前を聞かない金融業者はほとんどすべて闇金か紹介屋である。闇金は最近ニュースで騒いでいるので知名度が上がってきたが、紹介屋というのはあまり知られていない。これは、もうどこからも借りれない(と本人が思い込んでいる)くらい借金まみれの多重債務者に、さも関係者のふりをして金を貸してくれる業者を紹介して、借りた金から幾らかを仲介料とか手数料とかいった名目で取るもの。もちろん全く関係者ではなく、審査の甘い店を教えているだけなのである。そんなのに引っかかった債務者はさらに借金が嵩んで、樹海まっしぐらである。ここらへん、元街金勤めのメフィスト賞作家、新堂冬樹の初期の著作に詳しい。
2003.08.19
夏休み、終わり。

サバトは魔女の大集会のこと。ユダヤ教のサバース(安息日)が語源である。たとえば、ギリシャの豊穣を司る神にデュオニソスというのがいる。これは酒の神バッカスのことでもあるため、祭儀には酒や幻覚を伴う飲料が饗される。また、豊穣の象徴として祭儀では男女の交わりも行われたという。こういった光景はキリスト教からは非常にいかがわしい儀式に見えたらしい。このデュオニソスは半身半獣の姿をしているのだが、これがヤギの姿をしたキリスト教的悪魔の姿の元になったとも云われる。キリスト教はこういった異教徒の儀式をサバトと呼んで差別したのだが、歴史的にはキリスト教の方が後発であるためキリスト教の儀式の多くがこういったサバトの模倣から始まっていたりする。ま、しかし、何だ、確かに魔女の大集会でしたわ、スーパー歌謡ショウ。来年は誰が飛ぶやら、ヘソ出すのやら。
2003.08.18
陰摩羅鬼が重くて手首が痛い。

カシオがPB-300というポケコンを出していたのは今から20年くらい前。当時結構売れたと思うPB-100の上位機種。ポケコンなので画面は11文字しか表示できない狭い液晶なのだが、レジのようなプリンタがついているのが特徴だった。画面ではろくな表示ができないので、プリンタに今で云うところのアスキーアートを打ち出すことを思いついた。MZ-731のデモにそういうのがあったのである。我ながらこれはいいアイデアだと自画自賛で、プリンタ専用アドベンチャーゲームを作、ろうとして挫折した。一画面分の絵を描いたらそれだけでメインメモリが尽きたのである。後日、その狭い液晶で遊べるゲームを作ってコンテストで入賞したときの開発機もこれだった。実はこれ友人の持ち物。友人から借りて紛失し、青くなって雑誌の売ります買いますコーナーで同等品を買ったという、ちょっと厭な思い出のマシンである。
2003.08.17
温泉ゆぽぽ。

人工知能の評価テストにこういうのがある。人工知能が受け答えをする端末と単なるチャットの端末を使わせて、どっちの端末の向こうが人間かを当てされるというもの。答えが外れたら、その人工知能の受け答えは十分人間っぽいとするもの。実はどっちの端末も人間が操作していたら面白い。これをトーナメント形式で繰り返し、人間のくせに受け答えが人間っぽくないやつ選手権なんかが開かれたら最高である。人工知能の研究に全く寄与しなさそうなあたりがいい。
2003.08.16
犬洗い。

毎年恒例夏の図書館会泊まり呑みである。今年も宿泊地等の情報をよく知らんミステリートレイン状態で集合場所に赴く。今年は参加者が少ない、ということに気付くまでしばらくかかる。参加者の全容を誰も把握していなかったため、集合が完了したかが全然分からんかったのである。さて、今年はいつも幹事を押し付けられている友人が欠席。その代理の幹事の作った会場への地図が妙に気合が入っていた。事前に現地に行って目印となる看板を写真におさめてきたらしく、この風景を左に曲がる、とか非常に分かりやすい作り。いつもの幹事の友人が作った地図は過去に多くの迷子を出した非ユーザフレンドリーさが売りだったので、反面教師にしたのかも知れん。と思ったら、道案内の文章に誤記があったため、今年も行方不明車発生。毎年迷子が出るのが伝統になりつつあるような。参加者の平均年齢が高かったため、呑みは非常に平穏。友人の研究している多足歩行機械の制御プログラム談義などあいかわらずよく分からん話題に花が咲く。
2003.08.15
犬を洗い損ねる。

ちかぢか実家の2階は弟夫妻の空間となる予定であるため、実家の2階の押入れに放り込みっぱなしで誰も見ていなく、おそらくこれからも誰も見ないであろうマンガ小説その他のワシのガラクタを処分する。新品同様の大学のテキストが10冊ほど出てきたが、卒業後にこんなものが要るとでも思っていたのやら。近所のブックオフにダンボールで2箱ほど持ち込んだのだが、あの店は本の綺麗さと出版年だけで査定を行う。ある程度古い本は、美品だろうが稀少だろうが例えネクロノミコンだろうが査定はゼロなのである。そんなわけで大学のテキストはすべてゼロ査定であった。一戸建ても20年経つと建物はゼロ査定だというから、そんな古いものに値段がつくことを期待してはいかんのであろう。ワシが昔使っていて処分代より送料が安かったため何も考えずに実家に送りつけたテレビはもちろん誰も使っていないのだが、とにかく邪魔らしくひどく邪険に扱われていた。
2003.08.14
一年ぶりのえちごは新潟どまりだった。あれ。

片道1時間ほどかけて新橋のパスタ屋に行ってみたら、予告もなしに貸切になっていて入れなかったことがある。かなり悲しくなった。その店にたどり着く寸前に、道路の真ん中で大喧嘩しているカップルを見かけた。かなり派手にやりあっており、見たくもないのに女性が捨て台詞を残してツカツカと立ち去っていったのが見えてしまった。ワシがパスタ屋の前で呆然としているところに偶々だろうがそのカップルが再び現れた。猛然と歩きながらも喧嘩は続行中であった。ああ、あの女性もこのパスタ屋が臨時休業で怒っているのだなあ、と思った。真相は絶対違うのだろうけど。
2003.08.13
Viewスイカが届いた。

小学生の夏休みと云えばラジオ体操だが、ワシのいた地域ではラジオ体操だけでは運動が足らんとばかりにラジオ体操が終わったにジョギングすることになっていた。今考えるとなんか騙されていたような気もするが、当時は何も疑うことなく毎日2kmばかり走っていた。ワシが小学校に入ったころはポータブルのラジオがまだそんなに普及していなかったのか、ラジオ体操会場の神社の境内の隣に住む児童の家からコードを伸ばしたゴツいラジオを持ち出していたものだ。さてラジオ体操といえば出席証明として年長組からハンコをもらうのだが、ワシのすむ一帯は半分くらいワシと同姓だったため、簡単に出席捏造ができたような気がする。子供の浅知恵なので、印影が違うことなんかにはもちろん気付いていない。
2003.08.12
畳にダニアースを散布、しすぎた。臭いが取れん。

ワシの住処の周りには賃貸駐車場がいくつかあるのだが、その中に一台異彩を放つ車が停まっている。夜目にも鮮やかなクリーム色とオレンジのツートンカラーの車である。おそらく何か商売をしている車なのだと思うが、車体に店やブランドの名前を掲げていないので、いまいち正体不明。おまけに駐車場に停まっている時間帯がまちまち。週末に全く車を動かした気配がなかったりと、とても定期的に商売しているようには思えない。そもそもあたりに店のない住宅地のど真ん中に停まっていること自体が不自然といえば不自然。流しの竹ざお屋はカモフラージュで中身は公安やもっと物騒な組織だとかいう都市伝説があるが、その類ではなかろうか、と妄想を逞しくしてみたり。便宜上、勝手にコロッケ屋ということにしてコロッケ車と呼ぶことにしていたその車に今日宣伝用の看板がぶら下がったままになっていた。トルコ料理のケバブ屋であった。流行っているのかどうかなんだか微妙な喰い物屋である。
2003.08.11
晩飯のメニュー。枝豆、トウモロコシ、西瓜、アイス。小学生か。

JR九州の特急列車にはカラフルなものが多い。なかでも赤がお気に入りのようで、ひところは何でもかんでも赤く塗ったため、真っ赤な車両の特急みどりという冗談みたいな列車が存在した。九州に限らず国鉄がJRに変わった後の列車は比較的垢抜けたデザインの列車が増えた。そうやって新しい車両が増えてくると、天邪鬼なことに懐古趣味だか知らんが国鉄時代に作られた古い車両を追い掛け回す鉄道趣味がでてきた。古い車両の泥臭い牧歌的な感じがよいのだとか。海外でも事情はあまり変わらんらしい。旧東側で作られた車両というのが日本の国鉄時代に作られた車両のようなもっさりした感じがするとかで、ソビエトとかで作られた車両を追う趣味があるらしい。分かるような分からんような。まあ、社会主義国では旅行が制限されたり、駅が撮影禁止だったりと鉄道趣味も大変そうだから、その反動なのかも知れん。
2003.08.10
イリヤその4、読了。やっぱり、か。オンモラキは帰省用に積読中。

ところで、今日は川越の何とか花火大会である。本当は昨日だったのが、台風で今日に順延されたもの。テレドームのアナウンスにしたがって適当に出掛けてみたら、最寄り駅である南大塚駅での下車客がほとんど居らず、本当に今日やるのか、とかなり心細くなる。実はほとんど車で来るらしく、会場付近ではバスが身動き出来んほどの大渋滞で、結局帰りはバスより徒歩の方が早かったりするくらい。なお、花火を打ち上げていた会場は現在休止中の西武鉄道安比奈駅付近。さて、ワシの田舎では8月下旬にかなり気合の入った花火大会を毎年催すのだが、いつだったか台風の直撃だかで滅茶苦茶になった年があった。花火の前の日に台風で川が増水して川原に設置してあった桟敷席を押し流してしまったのである。市の職員が総出で川原を消毒して桟敷を再度設置してなんとか準備を整えたところ、花火の当日も大雨増水で再び川原をすべて押し流してしまったのであった。結局花火大会は順延を繰り返し、水曜日あたりにひっそりとやっていたような気がする。
2003.08.09
夏休み始めました。

ワシのいた高校の前の道を数キロも進むと登山道があって本当に徒歩だけで登山が出来た。なんて田舎だ。年に一度なんだかの行事で全校生徒がえっちらおっちらと登山する風習があった。たしか最後の年の出来事である。登山行列が公道から登山口に分かれるあたりに差し掛かったところでなにやらパニックが起きた。前にいた連中が血相を変えて引き返して来た。なんじゃなんじゃあと訳も分からず一緒に逃げ惑う。滅多に人も通らない登山口付近に、いつの間にかスズメバチがデカい巣を作っていたらしい。そんなことなど露知らずに大騒ぎしながら通りがかった集団にスズメバチが一斉に襲い掛かってきたとのこと。救急車で運ばれる人間がでる騒ぎとなった。先頭集団は登山口から山頂方面に逃げたのだがしばらくスズメバチが暴れていたため、なかなか下山できなかったという。この登山が行事化する前は何十キロだかの全校マラソン大会が催されていたのだが、急死した生徒が出たため体力的に穏便な登山に変わったのだというが、より物騒になっているような。当然ながら登山は中止となり、山頂で喰う予定だった弁当をそこら辺の道路端で喰った覚えがある。怒首領蜂。
2003.08.08
朝飯に西瓜。

いつの間にか冊子小包郵便が料金改定されて、一部料金が若干安くなっていた。冊子小包は書籍を安く送るためのサービスで、普通の定形外郵便やゆうぱっくなどで送る場合よりかなり安くなる。書籍以外は送れない。冊子小包は、封筒の一部を開けたままにしておいて内部が覗けるようにしておかないとならないので、書籍以外のものを送ろうとするとすぐバレる、ことになっている。闇金では書留や振込みで送金記録が残るのを嫌い、雑誌の間に紙幣を挟んで冊子小包で送らせて入金させる、なんてことがあるらしいが。あまり知られていないが、冊子よりさらに安い、第3種郵便というサービスもある。認可を受けた雑誌のみ送ることができるが、出版社だけではなくただの消費者が2次的に雑誌を送るときも使える。これも認可済の文字が封筒の外から覗けるように封筒に覗き穴をあける必要がある。結構面倒であるが、料金は冊子小包のさらに半額以下である。ヤフオクで雑誌を大量に捌いたときに重宝したものだ。創刊まもない雑誌がまだ認可されていないことに気付かず、局の窓口で指摘されて第3種郵便を冊子小包に書き直して切手を貼りなおしたりとパニックになったこともあったが。
2003.08.07
えちごの指定を落札。

大抵の物体は熱で膨張する。鉄道のレールも例外ではなく、夏の暑さでレールが延びて歪んでしまうなんてコトがたまにある。そのためレールの継ぎ目に隙間をあけて伸縮を吸収している。青函トンネルの内部は年間を通して気温が一定でレールの伸縮がほとんどないため、50kmのレールという超々ロングレールを採用している。もちろん現場で溶接して繋いだもの。なお、通常のレールの長さは25mなので、90秒間ガタンゴトンの回数を数えるとそれがその電車の時速となる(計算略)。さて、レールと同様に暑くなると架線も伸びる。たるんだ架線は危険である。鉄道史上屈指の惨事となった桜木町事故や安治川口事故は架線のたるみが事故の要因となっている。架線は隙間で長さを調節する訳にはいかないので、引っ張ってたるみを伸ばしている。たまに架線柱にぶら下がっている重りがコレである。
2003.08.06
灯台もと暗し、の灯台は昔の照明具である灯明台のこと。船は関係ないですよ。

確か夏の猪苗代湖での出来事である。サークルの合宿で出掛けた折、貸しボートに乗った。男ばかりのサークルだったので、例のごとくヤロー満載ボートが2艘。暑かったせいもあろうが、わざとしぶきをばっしゃんばっしゃんと撥ね上げてオールを漕いでいたりしたのだが、そのうちいつものように悪ふざけが始まった。借り物のボートにお構い無しでボート同士でぶつけ合いを始めた。わーぎゃーうひょーと喚いているうち、なんだか全員ツボにはまってしまい、なぜか全員で大笑いしながらボートをぶつけ合い、湖畔を迷走。いつしか、船着場を遠く離れた場所に2艘揃って座礁してしまった。ボートから降りて立てるくらいの浅瀬で、まったく身動きが取れなくなってしまった。だけど船上の連中はワシを含めて何故か大笑いしていた。コーヒーカップの限界に挑戦して全員で目を回したのもこの日だった。つくづくバカである。
2003.08.05
大雨だ。

龍の巣でもあるまいが、ワシの部屋の近所は落雷が多い。気のせいかとも思ったが、あるサイトで公開されている落雷のデータを見ると確かにこの一帯だけ不自然に落雷が多い。落雷は、大気の対流により水蒸気が静電気を帯び、それが空気を絶縁破壊して地面に放電する現象。このとき雷は電気抵抗の少ないルートを探し出す。避雷針のまわりに落雷しないのはこの原理を利用したもの。もしかしたらこのあたりは地下水脈か何かのために電荷的に平坦ではないのかも知れない。ところで、ジョイスのフィネガンズウェイクの冒頭で主人公が塀から落っこちるシーンがある。そのときのオノマトペはbabaから始まる100文字の単語だが、これは世界中の言語の雷を意味する言葉を切り貼りしたもので、途中にkamminarという文字列も含まれている。
2003.08.04
熱帯夜だったのかね。

ある周波数の音波が二つ重なると見かけ上その周波数の和と差に相当する周波数の音が聞こえる。うなりと呼ばれる。三角関数の公式を引っ掻き回してみるとなんとなく納得できる。九官鳥はこの原理で物真似をする。つまり、聞いた音をそのまま出しているのではなく、聞いた音がうなりとして聞こえるような複数の音を出しているのだが、それぞれの音は人間の可聴領域外なので人間にはうなりだけが物真似に聞こえるのだとかなんとか。これを応用して、複数の赤外線の干渉によるうなりを使った空中モニタ、なんて出来ないかなと思ったり。なお、カーブや坂道にある家で九官鳥を飼うと、道行く車のブレーキ音を覚えてやかましくてしょうがないらしい。
2003.08.03
お隣からスイカのお裾分けをもらう。デけー。

ワシの田舎では秋の運動会は8月にあった。これは父兄がメインなのだが、本当の秋は田の収穫作業が忙しくて運動会どころではないのでこんな早い時期に秋の運動会をするのだった。つくづく田舎である。リレーとか綱引きや障害物競争などに混じり、あまり他の地域では聞かない種目があった。ミスターなんとかリレー。実体は普通のリレーなのだが、バトンが20kgの土嚢。さすがは馬力溢れる農夫の里である。オヤジ連中はこの土嚢を担いでドドドと地響きをあげて走るのだから、迫力満点である。ワシが今やれと云われても絶対出来ん。今でもやってんのかな、コレ。
2003.08.02
都営の団扇型ワンデーパスを買う。

汐留がエラい混雑だった。日テレの新社屋がオープンしたとかで大道芸やらバンドやらが大勢出張り、風船が配られ、番組タイアップらしい食べ物屋やグッズ屋に大行列が出来ており、取材カメラがウロウロしていてなんだかすっかりお祭りムード。今日ではないが、そのうちシオドメ横断ウルトラクイズというなんだか微妙なイベントも開かれるらしい。賞品とかはどうでもいいがウルトラハットはかぶってみたいような気もする。別にこのイベントに出掛けたわけではなく、本来の目的のパスタ屋がこの近くだったのだが、そのパスタ屋が予告無しに臨時休業となっており非常に憤慨したのであった。怒りに我を忘れて気が付けば北の家族でビールを呑んでいたり。
2003.08.01
パン咥えて走り出しそうなくらい寝坊した。

人づてに聞いた話だが、先ごろ農夫になるとかいって退職した人が居たらしい。百姓の小倅から云わせてもらうと、第一次産業に幻想を持ちすぎである。ワシの実家は第二種兼業農家だが、田んぼの世話は冗談抜きに大変である。例えば今時分になると早朝の農薬散布があったりするのだが、ワシも帰省するたびに手伝わされる。作業開始は午前5時。日々こんな調子なので、サラリーマンに勤まる仕事ではない。実際ワシの実家も父が引退したら多分農業からは手を引くのではないかと思う。ワシは跡目を放棄済み。何が悲しいって、これだけ大変な仕事の癖に農業を取り巻く環境は年々ひどくなる一方で、田圃からあがる所得は学生バイトにも劣る始末。経費が嵩んで所得ゼロで確定申告することも珍しくない。代々田んぼを耕してきた経験値をもってすらこの有様なので、脱サラした素人が農業をやろうなんて自殺行為としか思えない。青い鳥なんてどこにも居ない。
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