予告されなかったページの記録

今日の読書。

推理小説に、アームチェアデティクティブというジャンルがある。邦訳は安楽椅子探偵。探偵が現場に行って新たな証拠を掘り起こすことなく、現場から遠くはなれた場所で椅子に腰掛けたまま、既知の証拠だけから真相を探り当てるというもの。探偵が現場に行かない理由は、事件に縁がない、未成年、ひきこもりだからとか色々キャラを立てる場所になる。今日、読了したある本がまさしくこの手のハナシだったのが、探偵役の少女が長患いをしていて病院の外にまったく接触できないという設定だった。見舞いにきた友人が持ち込む妙なハナシの謎解きをするという趣向。この構図がある友人を思い出させる。同級生だと思っていたが、いつの間にかワシらは4歳も年上になっちまったなあ。